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心に届く灯り

約2年間部屋を照らしてくれた後、役目を終えた白熱電球。
モノとしての機能美があります。
フィラメントの切れた白熱電球の画像
近年のLED技術の進歩には目を見張るものがあり、白熱電球に似せたタイプなどは
ここほんの数年の間に格段にそれらしくなってきたと言えます。
事務所の主照明も最近白熱電球からLED電球に交換しましたが、色・輝度・影の出かたなど
少し硬い感じはあるもののかなり本物に近く、“ほぼ” 白熱電球を再現できています。

話は変わりますが、今年“神戸ルミナリエ”ではすべての作品を白熱電球に戻したそうです。
電力供給の余裕も確認のうえ、1995年 第一回目の光にできるだけ近づけているとのこと。
阪神・淡路大震災を契機に20年続くこの祭典、その意味を考えればこそなのでしょう。
人が白熱電球のやわらかい灯りに癒されることの証明、そしてLEDがまだ完全に
白熱電球にとって代われる存在ではないということの裏返しであるようにも思います。

残念ながら日本国内における生産をすでに終了してしまった白熱電球。
いずれあのやさしい光を完全に再現できる光源が登場するのを期待しています。


2014.12.12 | Category 建築