通り土間の家

通り土間の家

工法規模　　：　　木造2階建て

敷地面積　　：　　784.71㎡　　237.37坪

延床面積　　：　　111.03㎡　　33.58坪

前庭の大切な枝垂桜が満開になるころを想い、その対比が美しくなるようにと
荒い左官仕上げの外壁を纏った和の住宅です。
昔ながらの“通り土間”の様式を取り入れたこの家では、来客はこの土間から居間へと通されます。
その際視線が土間に沿って導かれ、一番奥の開口部から裏庭へ抜けて行くような作りとしました。
土間奥の部分は造作扉で仕切る事ができ、そこは家族同然の犬たちの居場所。
建築に当たっては困難も多かった分、完成・引き渡しは感慨深いものがありました。
日々の中で、お施主さんが小さな発見をしながら生活していてくれる事が嬉しいです。