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月光

七夕。
天の川を撮ってやろうと意気込んで出かけて行き、見事撃沈してから丸1年が経ちました。
その時初めて撮った星空の写真→ 七夕の空

今年は昨年の反省点“ピントの合わせ方”と“そもそものカメラの操作方法”をしっかりと
頭に叩き込み、新城市の本宮山スカイラインへ行って来ました。

今年の成果はというと・・・
カメラ:SONY NEX-7 絞り値:F4 露出:15秒 感度:ISO-1600 レンズ:E10-18mm F4 OSS
新城市 本宮山スカイラインから撮った七夕の星景写真
おおっ、去年に比べてかなりちゃんと写ってる!ピントもまぁまぁOK。
これの理屈がよく分からないのですが、憧れていた紫がかった色味も右側に出てくれました。
惜しむらくは、メインのはずの天の川がどこにも見当たらない事ぐらいでしょうか。

ところで星景写真を撮る際に気を付けなければいけないポイントのひとつに
“光害”というものがあります。
街の灯りなどが写りこむ場所だと、その光が邪魔をしてきれいな星空は撮りにくいんですね。
もっとも街の夜景と星空をわざと一枚に収めるような高等テクニックもありますが
僕はまだそんなレベルではないので、周りが暗ければ暗いに越したことは無いのです。

そのため街灯ひとつ無いような場所を求めてかなり山の方まで行ったにも関わらず
そこには思わぬ伏兵が。辺りをまるで太陽のごとく燦々と照らす・・・そう、お月様。
カメラ:SONY NEX-7 絞り値:F4 露出:20秒 感度:ISO-1600 レンズ:E10-18mm F4 OSS
ISO感度1600の星景写真
これ夜中の12時頃の写真なんですよ。
ISO感度を1600に、露出時間を20秒に設定しただけで一瞬昼間と見間違える程の明るさ。

実際の見た目では下の写真ぐらいの明るさですね。
過度に明るくならないよう、感度や露出時間を抑えると今度は星が写りません。
どうやら天の川の繊細で淡い光は、月夜に写し取ることは難しいようです。
カメラ:SONY NEX-7 絞り値:F4 露出:10秒 感度:ISO-200 レンズ:E10-18mm F4 OSS
ISO感度200の星景写真
鉄塔の上に月が浮かんでいる構図で、星の弱い光まではあまり拾えていませんが
“星景写真”というくくりで見なければ良い感じで撮れたと思います。

いつになったら撮れるんだろう、天の川。


2017.07.08 | Category 趣味