2016年最後、『碧南の家』をWorksに追加しました。
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みなさま本年も大変お世話になり、誠にありがとうございました。
良い年末年始を過ごされることを願っています。
Casa design 冬季休暇について
2017年1月1日~1月7日までをお休みとさせていただきます。
この間、電話やメールなどの対応が遅れてしまうかも知れませんが
頂いたご連絡には必ず折り返しをいたします。
ご不便をお掛けしますが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
それでは良いお年を!
うまい具合にクリスマス当日、岡崎市『一文字の家』の引き渡しが行われました。
Nさん、おめでとうございます!
テーマとして“アジアンリゾートな雰囲気にしたい”という要望が当初からあり、
住宅が密集する市街地でそれをどのように解いていくかが課題でした。
その雰囲気を最大限演出するための入れ物(=家)はこれで完成したので
あとは小物や雑貨、水鉢、植物など一貫したテーマを持って追加して行くことで
どんどん“らしさ”が出てくると思います。
設計開始から完成まで1年ちょっと。
初回プランと実際に完成した家とで、これほど何も変わらなかった事は初めてです。
途中、こんなに順調でいいんだろうかと逆に不安になるぐらいに(笑)
でもそれは提案した内容が1発で期待に応えられている、ということなので
設計者としては目指すべき理想の形であるし、とても嬉しいことなのです。
高額な部類に入る一文字葺きの外壁も含め、こちから提案したほぼすべてのことを
「いいですね、いいですね」
と言って聞き入れて下さった施主のNさん。
これでいいんだという自信にもつながり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
いい家になったと思います!ありがとうございました!
PS.Nさん、昨日外構工事の様子を見に行ったら、ほぼ完了していましたね。
正面の植栽は等間隔ではなく、玄関側と木製ルーバーの前部分に集中させるよう
外構屋さんに直接お願いしておいたので、シダ類がすごいワサワサしてました。
ダイニングからも木製ルーバーの隙間越しにその様子が見えるはずです。
快晴の日を狙って外観写真だけ別で撮りに伺いますので、そのときにまた^^
現場に行って確認して写真を撮ることは、いつも通りやっていました。
11月初旬から予定外の事がいくつも重なりすぎてブログを書いているような場合ではなく、
『一文字の家』の、工事後半の進捗状況がまったく報告できていませんでした。
今更になってしまい、施主のNさんに申し訳ないやら情けないやら・・・
今回は順を追い、撮りためていた現場写真を抜粋で紹介しようと思います。
フローリングが貼られ始めた頃。
“ローマンチーク”という名前で売られている、色合いがチークに良く似た木材です。
コンセントBOXを納めるため、柱と柱を少し離して立てています。
予定通りにピッタリ納まりました。
洗面室に付けたスチールの物干し竿は加治屋さんに作ってもらいました。
キッチンのレンジフードを囲う垂れ壁。
レンジフードは取り付ける高さの基準が決まっていて、それが結構低いのです。
あれに頭をぶつけるなと言うのは、身長175センチ以上ある人にとっては無理というもの。
最初は気を付けていても、いつか必ずやらかします。
その際被害を最小限にするため、角部分を数センチ面取りしてあります。
ウッドデッキの目隠し用木製ルーバー(の原寸模型)。
現場で大工さんが見え方を確認するために作ってくれていました。
キッチンの腰壁は墨モルタルの左官仕上げです。
素材感がそのままあらわれるので、最近とても気に入っている仕上げ方。
ただ、この仕上げ方でもっともっと狙った通りの表情を自在に作り出せるように
左官屋さんは腕を磨いてほしい。難しいのは十分理解しているけれど。
スキップしているバルコニー同士を繋ぐスチール階段。かなり重いです。
男3人がかりで運んだのですが、もう2階への階段上がってる途中で死ぬかと思いました。
無事、死なずに設置完了です。
いよいよ完成。夜間に照明をチェックしに行って来ました。
ウッドデッキに設置したマリンランプに照らされた、中庭の白い外壁。
中庭のマリンランプと、天井の間接照明だけでも室内は良い感じです。
Nさん、先日言い忘れましたが、この照明チェックのとき気づいた事があります。
今の時期、夜中11時頃に全部照明を消してリビングから東南の空を見てみてください。
ちょうど吹抜のFIX窓からオリオン座が見えますよ^^
後半を駆け足で振り返りましたが、実は去る12月25日、ちょうどクリスマスの日に
『一文字の家』の引き渡しをしました。
それはここにまとめず、この次のブログに書こうと思います。