僕はものづくりの様子がただ淡々と映し出されている映像が大好物。
久々にどストライクなタイプのものを発見しました。
出典:https://vimeo.com/63454965
ルイ・ヴィトンの革靴をつくるクラフトマンの手元にクローズアップした動画です。
欲を言うと、BGMが入っていなければ更に良いですね~。
革を切る音や糸が擦れる音、工房に響く機械音だけで十分です。
(再生前に音量調整できます)
出典:https://vimeo.com/63454965
ときどきこの手の動画を探すのですが、ピッタリ好みに合うものはなかなか見つかりません。
作り手本人が解説しながら作っているのは好きですが、後入れの余計なナレーションが
入っていたりやたらと字幕が出てきたり・・・やはりシンプルなのが一番ですね。
『碧南の家』の屋根に防水層としてアスファルトルーフィングを施工している写真。
軒先から順に、重ねしろを100ミリ以上とって留めつけていきます。
この下には構造用合板、そして垂木という順番になっており、今回はそこに使用する
釘の長さが構造計算で65ミリ以上と指定されています。
施工中、使っている釘の種類を念のため確認させてもらいました。問題なし!
耐震というのは壁を強くするだけではダメで、建物が一体として揺れに抵抗するためには
床・屋根など水平面の剛性も重要になってきます。
ですからその剛性を担保する手段のひとつとして、こうした釘種類の指定があるんですね。
他には梁の交差部などに火打ちという斜め材を入れる方法もあります。
これは2階の梁に対して入れられた火打ち材。最終的には天井裏に隠れてしまいます。
設計は、目に見えない“応力”という存在を常に意識しながらの作業になります。
出来る限りスムーズな応力の伝達ができる架構を目指したいです。
今日はあらためて「明るい単焦点レンズ」が欲しいと思いました。
手持ちの広角レンズでめいっぱい背景をボカしましたが、それでもこの程度が限界。
まずは今使用しているミラーレス機、NEX-7の規格に合う単焦点レンズを考えていて、
我山さんに教えて頂いた SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary が最有力候補です。
ただこれを購入してしまうと “いつかはフルサイズ” の夢がまた少し遠ざかる気がします。
『碧南の家』の建て方が行われました。
紅白の布が巻かれた柱。
「大黒柱」という位置づけではないですが、家のほぼ中心にあるこの柱が選ばれました。
柱はすべて東濃桧の4寸(120ミリ)角なので、見た目にもがっしりしています。
東濃桧は僕の地元、岐阜県が誇る県産材。とても質の高い木材です。
一日フル稼働だったクレーン車。
浮いてるように見えますが、浮いています。このままフワ~っと飛んで帰りました。
建て方途中、当然サッシも無く柱・梁・床合板など躯体だけで構成された素の状態。
こう言うと語弊がありますが、空間として一番好きな段階です。
建て方を見守る小さなお施主さんの後姿。
なぜかディズニーシーにあるメリーゴーランドを僕が作ったと信じています。天使かな?
この子達が大きくなる頃には、この家づくりの事は記憶から消えてしまうかも知れません。
だから少しでもたくさん写真を撮っておきますね!
Nさん、本日は上棟おめでとうございます。
これから引き渡しまで、いやその先も、よろしくお願いいたします^^
元々は平らだった敷地の一部を掘削し、通常よりは勾配の急な駐車場としています。
施主のNさんと iPhone でいろいろな坂の勾配を測って検討し、ギリギリを攻めた角度。
万が一近くの河川が氾濫した時に、少しでも車を高い位置に上げたいという理由からです。
Nさん、くどいようですがここでタイヤ交換だけはNGですからねー!
車道から歩道への切り開き・補修は市が担当し、すでに工事は完了しています。
この切り開き幅を巡っては市との交渉が思いの外難航しましたが、お互いちょっとずつ
譲歩してなんとか話がまとまりました。
ここのところぐずついた天気が多いですが、明後日の上棟は晴れてほしいですね。
2020年に始まる新省エネ基準の義務化に向け、今年に入ってから勉強会に参加しています。
これが実施されると、家全体としての省エネルギー性能が既定の基準をクリアしているか
すべての新築住宅において算定が義務付けになるということです。
(2016年現在すでにこの法律は施行されていますが強制力はなく、2020年からが義務化)
内容としては、まぁとにかく煩雑で面倒くさいの一言に尽きます。
それを専門に行う人員を配備できる大手ハウスメーカーならいざ知らず、中小の設計事務所や
工務店にはなかなか酷な制度ですね。
各家庭の消費エネルギーが減るという事は、広い視野で見れば地球温暖化や資源の問題に
直結する事でもあるので文句を言う訳にもいきませんが・・・
ただ、現在決まっているこの算定方法。
2020年からすべての建築会社がすんなり対応できるとは到底思えないので、これから
義務化の完全実施に向けてある程度は簡略化が図られるのではないかと思っています。
『碧南の家』の給水管と給湯管です。
水色は給水管。屋外から引込まれた管を、ヘッダーとよばれるこの部分で分岐させます。
それぞれの配管先が書かれて分かり易くなっていますね。
オレンジ色は給湯管です。
屋外の給湯器(エコジョーズなど)から来たお湯も、ヘッダーで分岐して各部屋へ。
これを見ると風呂もキッチンも洗面も、湯は同じ一箇所から来ている事が分かります。
つまり給湯器から離れるほど、水栓を開けてから水がお湯に変わるまでの待ち時間は
長くなるという事です。
キッチンと風呂、どちらにも都合の良い位置に給湯器が付けられるときばかりでは
ありませんので、そんなときは「どちらかと言えば」ですが、風呂優先がオススメです。
寒い季節、シャワーの水がお湯に変わるのを長く待つのは辛いですからね。
給湯器の位置も、目立たなければどこでも良いわけではないのです。
午前中、風雨が一番強かった時間帯にお施主さん・監督と一緒に現場を見てきました。
基礎配筋が組みあがったタイミングでの立会いでも良いのですが、それだと建物内には気軽に
入れないため、中を歩いて見てまわれるこの時期の立会いとなっています。
吹き付ける雨のなか、傘をさして監督の説明を真剣に聞くお施主さんご夫婦。
悪天候なのにありがとうございました。
強風により、僕の傘はかなり斬新なフォルムに。
きれいな基礎です。ブルーシートを被っているのはおそらく搬入済みの土台。
ホールダウン金物を取り付けるためのホールダウンアンカー。
筋交いとの干渉を防ぐため、基礎の内側へ10ミリずらしてあります。
今週末はいよいよ上棟!Nさん楽しみですね^^