Yさんの『大平町の家』に引き渡し1ケ月目の点検に行ってきました。
楽しみにしていたソファも入ったとの事で、それを見るのも目的のひとつです。
購入予定のソファの寸法を何度も聞いて、ひじ掛け上ぴったりに作ったカウンター。
小物などを置いてうまく活用してくれています。
パソコンコーナーも充実してきていました。
赤ちゃんから子どもへと成長したSくんにカメラを任せたところ、
SDカードに残されていたのは膨大な数におよぶ空気清浄器のどアップ写真。
消すのが大変です。本当にありがとうございました。
あいにくの天気でも、シマトネリコの鉢植えが加わった中庭はいい雰囲気でした。
奥の壁を勝手に壁面緑化したい・・・(笑)
今の季節はソファに寝転んで中庭越しに空を見上げつつ、
夏になったらここでプール遊びをするのが待ち遠しいそうです。
この後はご主人と二人で飲みに行き、打合せ中の思い出などをいろいろ話してきました。
全然時間が経ったと思っていなかったのに、気づいたら5時間経過。
施主と設計という枠を超えた良い人間関係を築くことができ、嬉しく思います。
“U”さん、またお願いします^^
道はまだまだ続いて行きます。
ついにこの日が来てしまいました。
1年以上をかけて、関わった全員で作りあげてきた『大平町の家』のお引き渡しです。
Yさんと僕は同い年という事もあって話が合い、毎回の打合せが本当に楽しみでした。
今日まで数日に一度は必ず現場へ行き、ずっと見守り続けてきたこの家が自分の手を離れて
Yさんのもとへ行くことに対しては、全く寂しいという思いはありません。
ご一家の今日の笑顔を見ていると、ただただ“よかった”という幸せな満足感があるのみです。
ただひとつ寂しさがあるとすれば・・・“もう打合せをする必要がない”ことです。
こればっかりは本当にどうしようもなく寂しい。
家に帰ってきて、改めて自分はこのご一家が大好きだったんだなぁと痛感しています。
Yさん、長きにわたる家づくりお疲れさまでした。楽しんで頂けましたでしょうか?
ともに笑って悩んだこの1年は、ほかの何物にも代えがたい大切な時間です。
またゆっくり思い出話でもしましょう^^
僕たちの仕事というのは少し特殊で、完成物を引き渡してハイ終わり、ではありません。
仕事を抜きにしても、個人レベルで一生涯のお付き合いだと考えています。
この先もまだまだお付き合いは続いていきますので覚悟してください(笑)
この度は完成おめでとうございます。
そしてこの一年間、本当にありがとうございました!
完成したタモ材のダイニングテーブル。
やわらかい陽射しも入り、気分のいい朝食のひとときを楽しめそうです。
前回撮り忘れた『大平町の家』のダイニングテーブルを改めて撮りに行ってきました。
無色の自然塗料(オイル)を塗ることで、木の手ざわりを残しつつ素材感を際立たせています。
製作中の写真と見比べてみてください。
塗装前と比較して、天板の木目がよりくっきりと出ているのが分かると思います。
この塗装は、汚れの付きにくさという点ではウレタン塗装など表面を完全にコーティング
してしまうタイプの塗装にはかないません。
ときどきオイルで拭いてあげるなどのメンテナンスも必要です。
それを面倒と捉えるか、または愛着ある道具を手入れする楽しみと捉えられるかで
選択は変わってくるものだと思います。
もし自分だったらと考えると・・・いや、僕は考えるまでもなく自然塗装一択です(笑)
スチールで製作したダイニングテーブルの脚。
一旦テーブルの天板に仮置きして・・・
位置を決めたら穴をあけて取り付けていきます。
そして完成したテーブルを撮り忘れるという荒技。ガラス越しに少しシルエットが・・・
『大平町の家』がほぼ完成して少々の残工事を残すのみとなり、今日は検査の日でした。
今年の春、施主のYさんと材木市場で選んできたダイニングテーブルの天板も搬入され
別注でひと足早く現場に着いていたスチール製の脚とようやく対面です。
長さ1.8メートルあるタモ材の天板は見た目も重厚感があり、実際の重量もかなりのもの。
表面の仕上げは、あたたかい木の手ざわり重視でクリアの自然塗装を施します。
これから多少のシミや傷も込みで、Yさんだけのテーブルに育てていってくださいね^^
『大平町の家』で、施主のYさんと決めてきた位置に照明器具が設置されました。
マリンランプと呼ばれる船舶用の照明を模したものです。
このランプには中庭を照らすことはもちろん、実はもうひとつ隠れた任務がありまして。
ちょうど玄関土間から地窓越しに見える位置を現場で確認してここに決めているので、
来客時などはそちらの雰囲気UPの方も併せてお願いしようと思っています。
昼間ではその辺のチェックができなかったため、また改めて夜の時間帯に再確認です。
明日からは畳の敷き込み&外構工事スタートで、完成まであともう一息!
階段へと射し込む、スリット状の光。何やら空間の質が上がったような気が。
中庭から空を見上げると広がる不思議な光景。空がふたつ?
どの位置から何が、また、どんな光景が見えるのかは設計段階で何度も想定をします。
図面だけでは検討しにくい部分でもあるので、模型を覗き込んだりしながら考える訳ですが
それでもこうした良い意味での“想定外”はときどき出現してくれます。
もしそんなとき「狙ったんですか?」と聞かれれば、多分「はい」と答えます。
『大平町の家』のYさんと待ち合わせて、完成間近になった現場を一緒に見てきました。
中庭に床ができたことで空が近くなり、以前は少しあった圧迫感が消えています。
今回は中庭のデッキライトの位置を巡って、ふたりであーだこーだと相談した結果
写真の×印をつけた位置に決定。
夜は室内の主照明を消して、中庭から届く灯りだけでまったりするのもいいですよ^^
お子さんの誕生日にクリスマスに、シーンに合わせていろいろな使い方ができそうです。