早朝、ひんやりした空気の渓流は気持ちの良いものです。
実家のある中津川市に帰省した際出かけて来ました。
カメラ:SONY NEX-7 レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN
→ Instagram
キッカケなんていうのは往々にして他愛もないもので、僕をキャンプに駆り立てたのも
たまたまYoutubeで見かけたある一つのキャンプギアでした。
“道具”とか“グッズ”じゃなくて“ギア”。ココ重要ですからね、メモしてくださいね。
なんかこう、冒険心をくすぐられる響きですよね。“ギア”。
これがそのキッカケを作ってくれた、チタニウムヘキサゴンウッドストーブ。
VARGO(バーゴ)というメーカーの商品です。
まさに機能美。
薄いチタン製のボディで、熱で焼けてくるとその部分がきれいな青色に変化するんです。
ヘキサゴンという名の通り六角形をしていて、折りたたむと非常にコンパクトになります。
本来はウッドストーブなので、中に小枝を入れて燃やし、調理や湯沸しに使います。
ただこの商品の場合、写真のように別メーカーのアルコールバーナーと組み合わせると
非常に相性が良いため、この使い方をされている方が多いようです。
真鍮製のアルコールバーナー。エスビット製です。
本当はトランギアというメーカーが出している物の方が色合いが好みでした。
素材・形状・機能・サイズはほぼ相似で、しかもトランギアの方が元祖。
ただエスビットの方が後追い商品なだけに、ひとつ改良されている点があるんです。
火消し蓋に取っ手が付いていて、これが無いと火を消す時が一苦労。
今はピッカピカしているこの真鍮が、トランギアのような使い込まれた風合いに変化して
行ってくれることを願うばかりです。見た感じ何も塗膜は施されて無さそうなんですが
もしクリア塗装でもされてたら・・・剥離剤ですべて剥がしてくれるわ・・・!
ハイ、次。Husqvarna(ハスクバーナ)の手斧です。
北欧・スウェーデンからアマゾン経由でやってきました。紋章がポイント高いですね。
まだ砥ぐ前なので“がんばれば何とか薪が割れる”といった感じです。
キャンプを始めるにあたり、優先度が低いものばかりなのが若干気になるところですが
こういうのは心意気が大事です。
PS.翌日さっそく河原へ行って来ました。楽しかったです。
『上条の家』地鎮祭です。
Aさんおめでとうございます!
敷地への進入路から見える景色。
傍らにある樹には、大きなウロがありました。
ここは例えメイちゃんが覗き込んで足を滑らせても、巨大な妖怪の寝床に行きつくことは無い
安心設計となっています。また余計な事言いましたね・・・
さて、この家が基調としているのは“和”。
入母屋造りの瓦屋根、深い軒、LDKを囲う濡れ縁など、和の要素を多く取り入れています。
L型の濡れ縁は、室内から見るとコーナー部分にも壁が無く広い視野を確保。
ここから眺める景色が楽しみです。
日本の建築、特に木造建築では昔ながらの用語が現在でも色濃く残っていて
例えば寸法体系にしても、大工さんとの会話では尺貫法がよく用いられます。
実社会に出たとき、一番ワケが分からなくて印象に残っているのがコレ。
「インゴサンゴサンゾクモッテコイ!」翻訳すると
「1寸5分(45㎜)×3寸5分(105㎜)の木材を3束分持って来てはいただけないでしょうか?」
と、大工さんはおっしゃっておる訳です。
木造建築の多くが91センチを基本モジュールとしているのは、この尺貫法の名残りなんです。
(一尺 → 約30.3センチ 3尺→約90.9センチ≒91センチ)
またプレカット図でグリッドの順番を表したり、金物の強度を表現したりするのには
「いろはにほへと」が使われます。
金物の場合「いろは・・・」が後に行くほど高強度になっていて、
これは「は」の金物です。(引抜き耐力5.1kN)
「へ」の金物。(引抜き耐力10kN)
「と」の金物。(引抜き耐力15kN)
「と」以上は写真のようにホールダウン金物を使用する事が多くなります。
構造計算書には簡易的な平面図上に、金物の種類が「いろは・・・」で表示されているので
『通り土間の家』でもそれを元に全箇所チェックして来ました。
新しい工法や建材などもどんどん登場する中、一般社会ではあまり用いられなくなった
表現方法がいまだ当たり前なのはおもしろい事ですね。
正直なところ、いきなり「ぬ」とか「を」とか言われてもどちらが前なのか感覚的に
分かりにくいのですが、近代化の波に淘汰されず、ずっと残って行ってほしい文化です。
外壁の下地として用いられる耐力面材。
いつもは“ダイライト”や“ハイベストウッド”という商品を使う事が多いですが
『通り土間の家』では“モイス”という耐力面材を使用します。
商品名のアルファベット表記は“MOISS”。
透湿性能に優れていて、【湿気】を意味する【Moisture】から取っている気がしますね。
上に挙げた3種類、それぞれ微妙に特性が異なり、外壁仕上げに使用する“そとん壁”の
下地材としてメーカーさんとも相談の上判断しました。
そとん壁(別記事で後述)という左官仕上げの壁は、合計20ミリ程度の塗厚があります。
塗りつける面にラス(金網)をビス留めした上で塗っていく訳ですが、モイスは材自体に
粘りがあるため直接ビスを打つことが出来、しかもしっかりそれが効いてくれるのです。
相当な重量になる左官壁にとってはここの安心感は非常に重要。
ダイライトは材が硬質なためビス留めには向かないという話はよく聞きますし、
ハイベストウッドはビスは効くものの強度的にはモイスの方にアドバンテージが
あります。(モイスの壁倍率は通常で2.5倍、釘ピッチ調整でMAX2.7倍まで可能)
価格はこの3つの中でモイスが最上位なため、妄信的に全物件モイスで統一と
いうのも考え物ですが、適材適所、必要があるときには大変心強い建材です。
お施主さんから「土間が欲しい」という話が出たのはいつ頃だったでしょうか。
間取りの打合せをしていた段階で、突然登場した“土間”という要素。
愛犬たちが遊ぶスペースも兼ねた土間を主題として、プランの練り直しが行われました。
『通り土間の家』で、ようやくそれが実際の形として見えてきた写真です。
お施主さんと僕とでずっと共通認識として持っていたのは、真っ直ぐな土間から
きれいに視線が抜けて、そこから裏に広がる緑が眺められること。
こうして見ると、新緑の季節などは予想以上に窓からの景色が緑で埋め尽くされる
事が分かりました。
数日後の写真。天井下地の造作が少し進んでいます。
土間全体がやわらかい光で満たされるよう、長手方向には間接照明を入れる予定です。
少し前、Instagram にも載せた写真です。
手前に見える苔むした水門と、どこかへ続く階段。
ノスタルジックな雰囲気の写真にしたくて、少し色味を調整しています。
カメラ:SONY NEX-7 レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN
岡崎市で暮らしている僕にとって、盆と正月は地元の友人たちと会える貴重な機会。
お盆の帰省ではみんなで集まって河原でBBQが恒例になっています。
相変わらずのフランクフルト三昧。
ウインナー類が大好物とされる友人のために毎回欠かさず用意されるのですが、
ある時彼が僕にボソッと小声で言ったことがあります。
「オレ、本当はみんなが思ってるほどメチャクチャ好きって訳でもないんだよね・・・」
うん、知ってたwww
そんなことはみんな承知の上で“ウインナーで喜んでるあなたが大好き”なんですよ(笑)
変わらずそのままでいて下さい。
そしてウサギ柄のご主人。さて今回はと目をやると・・・
これはこれで十分あれなTシャツではありますが、いつものウサギが見当たらない。
そんなはずは無いなと、怪訝に思い聞いてみるとニヤッと笑い立ち上がりました。
あぁ、今回はそこでしたか。平常運転で安心しました。
あともう一人、なかなかニッチなところを突いたいでたちで現れた友人がいました。
一体どこで見つけたのか、ドクターペッパーのTシャツ。
もうね、見せてあげたい。
背筋の伸びたその姿勢からも伝わると思いますが、自信に満ち溢れた表情をしてるんですよ。
その自信はどこから出てるんですか?Tシャツからですか?
こんな彼ですが、意外な側面も持っています。その一つ目。
帰りに家まで送り届けた際、お礼にともらった庭のブルーベリーの実。ありがとう!
二つ目、ここからまじめなお話です。彼がしばらく前から取り組んでいる活動。
岐阜県中津川市のNPO法人『命の応援隊』を通じ、野良猫の保護・里親探しを
愛玩動物飼養管理士の資格まで取得して懸命に頑張っています。
これには保護する場所の確保などを含め、大変な苦労があると想像します。
NPO法人 命の応援隊
→ 公式HP
→ Facebook
→ Instagram
動物を蔑にする人がいる一方、それを救おうと必死になる人たちもいます。
関連記事:BBQ with ウサギ柄のご主人