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2016-08

カクス・ウメコム

建築はなるべくシンプルに作りたいと思っています。
それぞれは小さな事ですが、下の写真は『碧南の家』でそれを意識した個所です。

インターホンと床暖コントローラー用のニッチ。もう一回り小さくてもいけそうですね。
インターホン用のニッチの写真
フローリングが一部外れるようになっているこの部分は・・・
フローリング取り外し式のフロアコンセント
開けると中にはコンセントとガスファンヒーター用のガスコックです。
別にフロア用コンセントを普通に付ければ済む話なのですが、蓋を付けて中に隠しました。
フローリング取り外し式のフロアコンセント
壁・床・天井からの出っ張りを消すという事はスッキリ見せるひとつの有効な方法です。
でもこれを見て何となくは分かっていただけると思いますが
単純に “シンプル”=“装飾をしない”=“手間がかからない” とはならないわけです。
逆に、ごく普通に作るよりも思いっきり手間がかかります。

実は僕自身、昔はこういうのを見ても「そこまでする意味ある!?」と思っていたクチなので
皆が皆、賛同してくれるとは思っていませんが今は好みがコッチ寄りの路線です。
方法論は様々でも、細かい部分に意識を向ける事自体が大切だと思います。

関連記事:インターホン用ニッチ


2016-08-30 | Category 碧南の家, 建築 

 

高い天井、低い天井

内部の工事が進んでいる『一文字の家』。

2階から見た吹抜け部分。
現在は工事中の落下防止のため、木材で仮の手すりを付けてあります。
仮の手すりが付いた1.25間幅の吹抜の写真
窓から仮設手すりまでの吹抜け幅は1.25間(2,275ミリ)。
今までやったことのない幅で楽しみにしていましたが、リビングの床面積に対する吹抜の
サイズとしてとても良いバランスでした。
打合せの本当に一番最後、0.25間(455ミリ)だけここの幅を拡げる提案をして良かったです。

こちらは逆に、この家で一番天井の低い部屋。小屋裏収納です。
天井高750㎜の小屋裏収納
床から梁下までの高さは750ミリ程度。当初はその高さで天井を貼る予定でしたが
「少しでも天井高を確保したいなら、ここだけは梁出して天井貼りましょうか?」
との監督さんからの申し出に速攻で甘え、その場でお願いしました。

小屋裏収納の上は一段高くなったバルコニー。
この方角に岡崎市の花火大会が見えるようになります。
一段高くなったバルコニーの写真
現場では暑い室内で電気工事の職人さんが一人黙々と作業をされていました。
やはりこの時期の建築現場の暑さは、たとえ窓を開けていても相当に大変だと思います。
熱中症などには本当に気を付けてくださいね。


2016-08-28 | Category 一文字の家, 建築 

 

『碧南の家』ほぼ完成

『碧南の家』では、ほぼ一通りの建築工事が終わり、後は少々の残工事と外構工事です。
今日はお施主さんにも来ていただき、一緒に現場を見てきました。

リビングの造作TVボード。壁掛けTVのため、配線は壁内を通します。
壁掛けTV用のTVボード
化粧垂木が見えている天井面。
リビングの天井
造作の洗面台はミラー下がタイル貼りです。
タイル貼りの洗面
入り口がアール形状になった、1畳サイズのパントリーも仕上がりました。
薄明りにレンガ調で、少しワイン蔵のような雰囲気です。
隣の浅い棚はレシピ本などを立てかけておくためのブックシェルフ。
入り口がアール形状のパントリーとブックシェルフ

Nさんご自身も、今日は暑い中外で土間にタイルを埋め込んだりとお疲れ様でした!
いよいよ引き渡しまであと僅か。
笑ってその日を迎えられるよう、最後まで気を抜かずに行きたいと思います。

関連記事:1畳のパントリー光を拡散する乳白色 大きめ化粧垂木


2016-08-27 | Category 碧南の家, 建築 

 

インターホン用ニッチ

部屋の壁にあるちょっとしたくぼみの事を“ニッチ”といいます。
間接照明を仕込んでニッチ自体を演出のための要素に見立てることもありますし
何か実用的な意味を持って壁の一部に設けることもあります。

これは『落合の家』の玄関にある、間接照明を入れたニッチの例です。
間接照明を入れた玄関の縦長ニッチ

そして近年よく見かけるのが、インターホンを壁から出っ張らなくするためのニッチ。
「インターホン ニッチ」等のキーワードで画像検索をするとたくさん出てきますね。
多くは数十センチ角の大きさで壁に薄く掘り込みをつくり、その中にインターホンを始め
照明のスイッチや床暖のコントローラーなどを整然と並べたものです。

でも僕は、大変申し訳ないのですがあの形状がかなり・・・かなり、苦手。
やりたい事がぼやけているというか、しつらえとして全くきれいだと思えないのです。

設備類が壁から出っ張らないようにする造作は、ホコリ対策の意味ももちろんありますが
一番はそのくぼみに納める物の存在感を出来る限り消したい場合の手段。
それなのに、わざわざ “見てくれ” と言わんばかりに額縁状のニッチを作り
まるでオブジェのごとくインターホンを飾っているかのような状態になっているのを
目にするたび思うのです。

“いったい何がしたいんだ・・・” と。

さて・・・自分で目一杯ハードルを上げてしまったところで、下の写真は『碧南の家』に作った
インターホン用のニッチです。

(※完成した写真はこちらをご覧ください→ カクス・ウメコム
インターホン用のニッチ
四方のクリアランスは数ミリ、掘り込み深さは設置する器具と同一寸法。
壁とツライチで前面パネルが収まるように作ったジャストサイズです。
ひとまわり小さいのは床暖コントローラー用のニッチで、インターホンよりも器具が
薄いため、それに合わせてニッチの深さも変えてあります。

如何に建築本体と後付の器具を一体化させるかという事のみに注力したこのニッチ。
そろそろインターホンも取り付けられる頃なので、今度行ったとき確認してきます。


2016-08-18 | Category 碧南の家, 建築 

 

BBQ with ウサギ柄のご主人

今日は地元の友人たちと集まり、中津川の河川敷で毎年恒例のBBQをしてきました。
ウサギ柄のご主人の参加も見越し、今回は僕もウサギ柄で。大人のたしなみですね。

今日着て行った、胸ポケットにウサギっぽい何かが付いたTシャツ。
しかしプロのお眼鏡にはかなわなかったようで、目もくれられませんでした。
ウサギの絵が付いたTシャツの写真
当のご主人(プロ)はというと、今回も文句なしのウサギっぷり。しかも良く見ると・・・
なんという事でしょう。Tシャツとスマホカバーが配色違いの同じ柄ではありませんか。
1月からこのブログで自分についての更新が無い事を嘆いておられました。
なにかとんでもない勘違いをしているのではないだろうか。
CUNEのTシャツとスマホカバーの写真
最近仕入れた情報だとかで、牛乳パックを短冊状に切って持ってきてくれたご主人。
炭に着火するのにうってつけらしいのですが、全く着く気配がありませんでした。
きっと湿気が多すぎたんでしょうね。
炭に火をつけている写真
強力なガスバーナーで一発解決です。はじめからこうすれば良かt
ガスバーナーの写真
今日は参加できなかった友人の一人が、新鮮な鮎を届けてくれました。
ありがとう!
鮎の写真
車の運転があるのでアルコールは0.00%で。飲みすぎました。
ノンアルコールビールの写真
途中からの土砂降りももう恒例行事。こんな事ではいちいち慌てません。
土砂降りの写真
お盆休みも終盤、今年も楽しく過ごす事ができました。
みんなありがとう^^

~オマケ~
ご主人:「そっち行くよー!」
ラグビーの写真1
ボール:「右行ったろ」
ラグビーの写真2


2016-08-15 | Category ウサギ柄のご主人 

 

2016 夏季休暇のお知らせ

一級建築士事務所Casa designでは
8月10日(水)~8月16日(火)までを夏季休暇とさせていただきます。
この間、電話やメールなどの対応が遅れてしまうかも知れませんが
頂いたご連絡には必ず折り返しをいたします。
ご不便をお掛けしますが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。夏季休暇 夕焼けの写真


2016-08-08 | Category お知らせ 

 

一粒で5度おいしい

『一文字の家』上棟日のときの写真です。

この家では寝室前にあるバルコニー内に1メートル程の段差を付け、スキップフロア形状の
バルコニーという少し珍しい作りになっています。
スキップフロアのように段差が付いたバルコニーの写真
お施主さんご家族が立っている場所が通常レベルのバルコニー、背後の高くなっている床面も
一段高くなったバルコニーです。(バルコニー相互の行き来は最後に階段を設置)
当然普通の高さで作るよりコストもかかりますが、それを補って余りある恩恵が得られると
判断したので、プラン初期より提案させていただきました。

1.防火網入りガラスの回避
準防火地域にあるこの敷地では、通常この位置に着く窓は防火網入りガラスになります。
窓よりも高さのある防火壁(外壁など)で囲まれた窓は防火仕様でなくてもOKという
除外規定を利用し、高額で見た目もイマイチな防火網入りガラスを回避しました。
(※この除外規定の適用は地域により判断が異なりますので、必ず事前確認が必要です)

2.外観を整える
道路から良く見える位置にあるこのバルコニー部分の外壁には、外観上の特徴でもある
一文字葺が用いられます。高い壁で窓を隠す事で一文字葺を強調し、よりシンボリックな
ファサードの形成を目指しました。

3.西日除け
日没前の数時間、このバルコニーの窓は強烈な西日が射す方角にあります。
窓よりも高い壁は、これに対しても日射遮蔽の観点から有効であると思われます。

4.外部からの騒音を緩和
家の目の前を通る大通り。お施主さんによると夜間もそれなりに交通量があるそうです。
高速道路沿いにあるような遮音壁とまでは行かなくても、窓を囲む形の高い壁には
ある程度の遮音効果も期待できると考えました。

5.これが最大の目玉!ここにバルコニーを作った一番の理由は・・・
実はこの場所、まさに昨日行われた岡崎市の花火大会がとても良く見える特等席なのです。
住宅レベルで1メートル視点が上がるという事は、見える景色に大きな差が出ます。
より条件の良い場所から花火を鑑賞できるように考えた結果、バルコニーの床は
スキップし、その下部にちょっとした収納空間も生まれました。

ということで、発想の出発点は花火なのです。
1~4までは、また異なる必要性で別の入り口から考え始めた事柄なのですが
最終的にはなんか花火の件とうまく利害関係がマッチしてくれたなあという感想です。
昨日終わったばかりの岡崎花火大会ですが、早くも来年の花火が待ち遠しいですね。


2016-08-07 | Category 一文字の家, 建築 

 

1畳のパントリー

図面上で家の間取りを見て、それが出来上がったとき体感的にはどれぐらいの広さなのか
イメージする感覚は、設計をしている者としてそれなりには持っているつもりです。
スケール感というやつですね。
広い狭いの話だけでなく、大きい/小さい、厚い/薄い、設計の作業ではそうした様々な
“サイズ”の中からベストだと思われるバランスを選択していく必要があります。

今回は『碧南の家』で、面積が畳1枚分サイズのパントリー(食品庫)を作りました。
1畳のパントリーは今まで何回も設計していて、広さ的には経験から十分実用可能だと
分かっていましたが、それらの入り口はすべて1畳の長手側。
対して今回は短手側に入り口があるため、奥に長い形状のパントリーとなります。
それが収納庫として使い勝手的にどうなのかという部分を少々懸念していたのですが・・・

そして出来上がった1畳のパントリー。全然いらぬ心配でした!
入り口がアール形状の1畳サイズのパントリー
1畳というと、多くのトイレと似たような広さです。自宅のトイレで
「こっちから入る」「この辺の高さに棚が付く」「しゃがむとひざが当たるか・・・?」
などと、一人で怪しい行動を繰り返して棚の奥行きや取付け高さを検討した甲斐があり
しっかりと“使えるパントリー”になっていて安心しました。

パントリー入口になる開口上部のアール形状は、奥さんたっての希望。
パントリー開口部のアール加工
僕はアールと直線が角度を成して取り合うのが絶対に嫌だったので、監督さんにも念押し。
曲線と直線がなだらかに繋がるこの形状は、狭い半径で下地のベニヤを曲げる必要があり
施工が難しいかなとも思いましたが、大工さん、きれいに仕上げてくれました。
これでパテ処理をして一度クロスを貼り、さらにその上から塗装をかけて仕上げます。

図面に書くのは簡単でも、それが実用に耐えるか、施工できるかというのは経験則。
これでまた自信を持って提案できる引き出しが少し増えました。


2016-08-03 | Category 碧南の家, 建築 

 


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