『一文字の家』の足場が撤去され、ファサードが見える状態になりました。
道路側に沿った外壁は、全面ガルバリウム鋼板の一文字葺き。
上階のスチール手すりが付いているところは広いバルコニーになっています。
構想段階で作ったパースと比べてどうでしょうか。→ 完成予想パース
当初思い描いたコンセプトに、かなり近い形のまま進んで来られたと思います。
白の吹付塗装は滑らかに見えるよう、極力表面がザラザラでない種類のものを選びました。
中間で一文字葺きが途切れている部分には、この後木製ルーバーが付いて一体になります。
内部の仕上げ工事の進捗はまだこれからといったところですが、全貌を隠していた
足場が無くなると一気に終盤に入った実感が湧きますね^^
今を遡ること3ケ月。とうとう買ってしまいました、明るい単焦点レンズ!
「SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary」!
SONYのEマウント ミラーレス一眼用のレンズです。
SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary。そのご尊顔。
「純粋に自分の楽しみのためだけ」に、まとまったお金を使ったのはいつ以来ぶりか・・・
キズなどを付けないよう、レンズフィルターも同時購入しました。
さて、明るい単焦点は一体なにがそんなに良いのか。そもそも“明るい”ってどういう事?
一言で言えば、このタイプのレンズはとにかく背景がボケるのです。
ピントが合う範囲が狭いんですね。(絞れば全体にピントを合わせることもできますが)
そして“明るい”とは、たくさんの光が取り入れられるレンズだという事。
より少ない光で撮れる=シャッタースピードが早くなる=手ブレしにくい。
つまり薄暗い室内での撮影にも強く、例えばろうそくの薄明りで照らされた料理なども
三脚を使わず手持ちできれいに明るく撮れる訳です。
型番にある“F1.4”の部分をF値といい、ここの数値が小さいほど明るいレンズになります。
このあたりの話はいろんなサイトで詳しく解説がなされていますのでこれぐらいにし、
お盆に帰省した際、初めて単焦点レンズで撮った写真を何枚か載せたいと思います。
思い知るがいい、F1.4 その実力・・・!
フキの葉の上に乗った水玉と、それをつつくアリ。(この時まだ8月なので、夏の写真です)
カメラ:SONY NEX-7 レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN
落ちていた若い毬栗。(この時まだ8月なので・・・以下同文)
カメラ:SONY NEX-7 レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN
満開の百日紅。(この時まだ・・・以下同文)
カメラ:SONY NEX-7 レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN
田んぼの畔に生えた、生命感あふれる下草。(こ・・・以下同文)
カメラ:SONY NEX-7 レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN
子ウサギ。動き回るので、さすがに目にピントを合わせるのに苦労しました。
カメラ:SONY NEX-7 レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN
庭にあった何かの鉢植え。
カメラ:SONY NEX-7 レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN
玄関に置いてあるバリニーズカップルの石像。
カメラ:SONY NEX-7 レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN
裏庭から庭園灯越しに家の方を見たところ。
カメラ:SONY NEX-7 レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN
ごまかさないよう、これらは補正をかけていない“JPEG撮って出し”ですが、
レンズを変えただけで心なしか写真が上手くなった気になれます。
これをさらにトリミングやら、明るさ・色調補正やらで上手く整えてやることにより
それらしい写真が出来上がるんですね・・・わかります!!
ならばと、かねてより興味のあったInstagramにも最近はそろそろ挑戦してみたいなと
暇も無いのにそんなことを考えています。
『碧南の家』の竣工写真の選別作業が全然進んでいません。
何せ撮ってきた写真が数百枚で、その中からWORKSに載せるのは8枚。
じっくり腰を据えて、それこそ1日仕事でやる覚悟じゃないと片手間ではできません。
撮影の時に、もっと時間をかけて一枚一枚のクオリティを上げた方がとも思いますが
写真の腕も未熟なため、とにかくいろんな構図でたくさん撮っておかないと不安なのです。
このあたりはWORKSに載せる予定は無いですが、日没直前の空の色がきれいです。
もう少し時間が進んで群青色の空。
この他にも同じ時間帯で撮った写真が何枚かあり、それらは使うかもしれません。
施主のNさんもまだかまだかとHPをのぞいてくれているようなので申し訳ない限り。
ね、年内には・・・
『一文字の家』は大工工事が終わり、これから仕上げ工事に入ります。
施主のNさんにも現場でプラスターボードが貼られた室内を見てもらいました。
掃出しサッシを付けた洗面室。物干し用のウッドデッキに直接出ることができます。
今は外壁塗装のため、窓がマスキング用シートで覆われていますが本当は透明ガラス。
物干しデッキは壁で完全に囲まれているので、それでも問題ありません。
洗面台の端を支えているつっかえ棒も、最終的には取り外して片持ち形式になります。
造作のダイニングテーブルなどの色を決めるため、塗装屋さんにも来ていただきました。
これは“オスモカラー”という種類の自然塗料。
二階から見下ろした階段。手すりはタモ材、ブラケットはスチールを使った造作です。
階段下の空間はご主人のためのスペースです。
パソコンが置ける程度のデスクがあり“書斎”と呼ぶにはやや小さい空間。
こういった穴ぐらのような奥まった空間の事を、建築用語では“DEN(デン)”といいます。
あとはクロスが貼られてくるといよいよ完成形が見えてきますが、その前に
2,3点クリアしなければいけない問題もあるので、まだまだ気は抜けません。
先月引き渡しを終えた『碧南の家』です。
ボルダリングをするためのクライミングウォールは建築工事で壁だけをつくり
ホールドは未装着状態での引き渡しでしたが、その後、施主のNさんがネットで購入。
主にお子さんの恰好の遊び場となってくれているようです。
実際に登って見せてくれたNさん。見事二階へ通じる入口へとたどり着きました。
専用のシューズを履かずに登ると足の裏がメチャクチャ痛く、僕はちょっと登って断念。
よく靴下で登れるな・・・
作っている最中はこんなふうです。
ホールド受けのネジ穴が付いた専用の合板を使って壁仕上げ。
重量がかかる部分なので、ネジ穴を外した位置には下地がガチガチに入っています。
全景。二階部分の横穴がゴールですね。
クライミングウォールを囲むように付いているスチール部材は、
懸垂バー・物干し・のぼり棒などの用途として。フックで植物を吊るしても似合います。
随分前に書いた記事「木造建築のスチール柱」で、ここの説明が投げっぱなしに
なっていたので補足です。
反対側。クライミングウォールの裏側はウッドデッキです。
登り切った二階部分に付ける手すりもスチールの造作。
これを持ち、体を引き寄せるようにしてゴールします。
今回は入居1ケ月目の点検という事で伺い、鍋パーティーをしていただきました。
元々はBBQの予定でしたが、最近の冷え込みで急遽変更。BBQはまた来年の夏ですね^^
滞在時間は点検含め6時間ほど。
ここのところ非常に仕事が忙しく、なかなかゆとりを持てない日々が続いていますが、
そんな中で本当にホッとできる楽しい時間でした。
Nさんありがとうございました!