一冊まるごと手すりの話題のみ。
マニアックにも程があろうというものです。
表紙の写真:関西大学学舎/設計:村野藤吾
建築における階段は、通常建物の中で唯一高さ方向に視点が変化する空間です。
これは意匠設計上も大変重要なファクターであり、場合によっては
階段からの着想でそれ以外の部分の設計が展開することもあるほどです。
その階段に必ず付けられる“手すり”も大変奥が深く難しい存在で、
特にスチールで製作する場合などはいつも検討に多くの時間を使います。
バリエーションは無限なので、考え出すとキリがありません。
この本ではそんな手すりについて、デザインの話から豆知識的なことまで
実例を挙げながら紹介されていました。
こういうマニアックな本すごく好きです。