引戸のなかでも“引込み戸”といって、全開時に戸が壁内へ納まるタイプのものがあります。
既製品の引込戸ではなく、完全造作でこれを作る場合にはいくつかのポイントがあり、
そこを押さえておくのが実用上大事になってきます。
今検討中の案件ではお施主さんからのちょっとした要望と、さらに造作家具が隣接する
事情もあってここのところ少々頭を悩ませていました。
さっき何気なく図面を見ていたら、思いつきました。いい事を。
いつもとはほんの少し変えるだけの、ごくごく小さな事です。
「この作り方ではうまくいかない」と、自分で勝手に決めつけていただけなんですね。
これならお施主さんも職人さんもOKしてくれそうです。
なぜ最初から思いつかなかったんだろうというような事に時間を費やしてしまいましたが
解決策の引き出しがひとつ増えたので、まあ良しとします。