『六名の家』では、雨の中配筋検査が行われました。
JIO(日本住宅保証検査機構)の検査員の方が現場で細かくチェック中。
設計者→現場監督→そして第三者検査機関としてのJIO。
このトリプルチェックで瑕疵を未然に防ぎます。
現場で基礎屋さんと少しお話ししてきましたが、やはり専門職の方のお話は勉強になります。
図面に線一本描くのは簡単ですが、それを作るには常に現実が突き付けられますからね。
僕が大学を卒業して建築業界に就職した頃、当時は設計職ではありませんでしたが
“設計って現場の人からはあまり良く思われてないんだな”という印象を持ちました。
「絵だけ描いて現場に来ない」「納まりの事なんか考えてない」そんな声も聞かれましたし
これは実際そうした流れが常態化していたことの表れでもあると思います。
自分が目指している職業は結構嫌われ役なのかと少しへこんだ記憶がありますが
そうした経験もあって、設計を業としている今ではできる限り現場に足を運ぶ事、
作ってくれる職人さんとコミュニケーションをとる事を心がけています。
初心を忘れないよう、これはこの先も続けていくつもりです。