梅雨時の風物詩、アジサイが咲いていました。
一応撮って来ましたが、この写真には決定的に足らない物が・・・“雨”と“カタツムリ”。
僕のイメージでは、アジサイはこれらが全部そろってようやく完成です。
アジサイの花のように見える部分は萼(ガク)といって、花びらではありません。
また青い萼の樹、赤い萼の樹と決まっているのではなく、植わっている土壌の
酸性度により、同じ樹でも色が変化するという変わった特性があります。
これはずいぶん昔に何かの推理小説で読んで知りました。
確か、前の年は赤かったはずのアジサイが翌年は青に変わっていたことが
事件解決の糸口として描かれていた話だったように記憶しています。
土壌が酸性だと青、アルカリ性だと赤い萼になるようです。
下の写真は“ガクアジサイ”。
最初咲き掛けのつぼみかと思ったのですが、どうやらこれで完成形。
アジサイの原種です。
これはこれで気に入りました。