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『通り土間の家』建方

建方【タテカタ】と読みます。
構造躯体を一通り組み上げる工程の事で、建築用語です。
7/31~8/1にかけて『通り土間の家』では建方が行われました。

先日の柱立ての時の紅白柱はそのままに、木材を組んで行きます。
紅白の布が巻かれた柱の写真
柱・梁が組まれたところ。これから屋根です。
建方中の写真
屋根に上ってみました。屋根形状は“切妻【キリヅマ】”型。
木造建築の屋根としては一番オーソドックスなタイプで、とても好きな形です。
建方中の写真
化粧の柱・梁・桁・垂木・野地。手前に見えている木の部分、全部あらわしです。
化粧垂木と化粧梁の写真
屋根合板の釘種類・釘打ちピッチをチェック。
構造用合板の釘打ちピッチを計測している写真
このときピッチが指定より粗い箇所があれば、指摘して間に釘を増し打ちしてもらいます。
実際釘打ちはすごいスピードで打って行きますし、目安となる印がある訳でもありません。
完璧に釘同士の間隔をコントロールするのは難しく、だからこそ監理が大事なんですね。
直後にはアスファルトルーフィングを施工し、もう見えなくなってしまう部分です。

ありがたいことに、心配していた天気も2日間もってくれました。
その分監督さんや大工さんたちは炎天下で大変だったと思います。
今回の建方ではとにかく屋根が肝。通常は建方で多少雨が降ったとしても問題無いのですが
今回ばかりは屋根の構成上、絶対雨に降ってもらっては困る事情がありました。
屋根に関しては次回、別で書く事にします。
青空とクレーンの写真


2017.08.03 | Category 通り土間の家, 建築