家づくりのなかで設計者に求められる役割も最近では多岐に渡り、
いまや設計能力さえ高ければそれで良いという時代ではなくなってきました。
補助金などに関する知識もそのひとつ。
現金支給のもの、付与されたポイントを商品券などに交換できるもの、減税に関わるもの、
保険料が安くなるものなど種類は様々です。
正直なところ、あまり労力を割きたくない分野ではあるのですが(笑)
例えばこの3月から始まった省エネ住宅ポイントの他、長期優良住宅、ゼロエネルギー住宅、
HEMS、低炭素住宅、省令準耐火、耐震等級、etc…結構な種類があります。
ただ注意して頂きたいのは“せっかくこういう制度があるのだから、利用しなければ損”
という捉え方はしない方が良いということです。
補助対象となるためには当然一定レベルの基準を満たす必要があり、そのためのコストUPも
付いて来る場合がありますし、設計の自由度という点でもある程度は制約が出てきます。
補助金獲得を最優先課題にしてしまうと、本来の希望に反して諦めなければならない事も
実はそこそこあるのだということを頭の片隅に置いておいてください。
ですから、まずは思い通りの家をつくる!そのうえで、対象となり得る補助金についてのみ
申請を行うという方法が僕はベストだと思います。