日本の春に欠かせないサクラ。一口にサクラと言っても種類は様々です。
まずは先日行った忍野八海で撮ったソメイヨシノ。
サクラと言えばこの種を指すほど、一般的に広く親しまれています。
次は、こちらも忍野八海ですが真っ白いサクラの花が咲いていました。
川向うに見えるソメイヨシノと色の違いが分かるでしょうか。純白のサクラです。
最初何の樹か分からず、近くで花や葉の形を見てようやくサクラだと気づきました。
調べたら白妙、琴平、緑萼桜、太白など、白い花の咲く品種はいくつかあるようです。
ヤエザクラ。幾重にも重なった花びらを持つサクラの品種をまとめてこう呼びます。
浜名湖畔で撮った下の写真は多分“カンザン”という品種ではないかと思います。
ソメイヨシノなどと比べると花の色が濃く、咲く時期も少し遅め。
そういえば岡崎公園でも他のサクラが散り始めるなか、ヤエザクラだけ満開でした。
花をクローズアップしてみると、かなりボリュームのある形をしています。
現在日本にあるサクラの品種は約300種類、ここに挙げた品種の実に100倍です。
とても全部は網羅しきれませんね・・・。
目で見ても楽しめるサクラは、建築ではフローリング材として使用されます。
文字通り淡い桜色をした木肌で、全体的には木目はあまり目立ちませんが
場所によってははっきりとした年輪が見て取れる部分もあります。
無垢フローリングとして“カバザクラ”というものが割と安く流通していますが、
これはサクラとは全く別物。
カバノキが見た目サクラに似ているのでこのような材名が付いています。
触り心地がやわらかくてこちらもいい木ですけどね。
いままでもカバザクラは結構使った記憶があります。
目で楽しめる方のサクラはまた来年です。