『碧南の家』の地盤調査の様子です。これは地盤調査報告書の中からの1コマ。
一般的に住宅規模の建物で地盤調査を行う場合、スウェーデン式サウンディング(SWS)試験
という試験方法が用いられることがほとんどです。
“サウンディング”という名の通り、ロッドを地中に貫入させる際の音を拾って土質を
判別し、同時に地盤の固さもデータとして収集します。
この方法でまずは建物外形の四隅を調査。
続いて建物のおおむね中心となる位置で、スクリュードライバーサウンディング(SDS)試験
という調査を行います。こちらはロッドを回転させて貫入させる際にかかったトルクも
計測することで、より精度の高い調査結果を得ることができます。
建築にあたり、地盤に腐植土層があると非常に良くないのですが、近年はSWS試験に加えて
SDS試験も行うことで高精度にその判別ができるようになりました。
調査結果として地盤改良(柱状改良)が必要とはなってしまいましたが、幸い腐植土と
見られる層はありませんでした。