『碧南の家』バルコニーで、向かい合って火花を散らすダイライトとハイベストウッド。
どちらも地震力や風圧力などに抵抗する構造用面材です。
向かって右が、普段よく使用しているダイライト
左はハイベストウッド
壁倍率も同じ2.5倍、大きな違いは無いかに思われる両者ですが、今回なぜこんな
張り分けをしているかというとバルコニーが関係しています。
構造用面材というのは基本、その強度を構造計算に含めるためには2階の外壁に張った
1枚の面材を、そのまま2階の床レベルよりも下まで張り延ばします。
ところがバルコニーがあると、その床が邪魔をして下に張り延ばすことができません。
こうした“床勝ち”の構造の場合でも構造用面材としての施工が認められているのが
ハイベストウッドなのです。
だったらわざわざ張り分けなくても、今回は全部ハイベストウッドで良かったんじゃない?
というのは、あとでちょっと思いました。