『碧南の家』では羊毛(ウール)断熱材を使用しています。
羊毛なので、文字通りヒツジから刈った毛を断熱材として壁に充填するものです。
柱と柱の間に施工されはじめた羊毛断熱材。
防音に関してはセルロースの方が優れているものの、本来の目的である断熱性能では
セルロースとほぼ同等です。難燃性のため、燃えやすいのではという心配も無用。
搬入時はこのように袋詰めされてやって来ます。
住宅で使用される断熱材には様々な種類がありますが、中でも多いのはグラスウールです。
細いガラス繊維を綿のようにして空気層を作る構造はまさにガラスの羊毛(ウール)。
ただし構造は似ていても素材としての特性はまったく違うので、それぞれに適した
施工方法を選択することが肝要です。
家全体で呼吸するような、一貫して“通気”に重点を置いた作りの家には羊毛やセルロース
などの自然素材が向いていて、グラスウールや発泡ウレタンなどの断熱材は“高気密”
に重点を置いた作りの家に使用するのが良いかと思います。