『通り土間の家』の屋根防水材です。
“ゴムアス”と書いてありますね。正式名称“改質ゴムアスファルトルーフィング”。
KMEWさんのイーグルガードという商品です。
通常、屋根材に瓦や板金を用いた建築物の屋根は二重に防水がなされています。
まず一番表面で雨を遮るのは屋根の仕上げ材(瓦・板金など)。
ところがこれら仕上げ材はそのつくり上、完全に隙間なく施工されている訳ではありません。
通気用の隙間を含め、ある程度の風雨が入る余地はあるのです。
台風などの暴風雨に遭うと、仕上げの防水は突破されてしまう事は珍しくないんですね。
まず間違いなく起こるその事態への備えとして、下地としての防水層が必要になります。
最後の砦であるにも関わらず、その防御力が貧弱だったら、また耐久力が無かったら
・・・マズいですよね。
一般的にはアスファルトルーフィング940という規格のものが多い印象を持っていますが、
この家では更に上の耐久性を持ったゴムアスを使用しています。
「そろそろ屋根の葺き替えを・・・」なんて話も出てくるかもしれない25年先、30年先。
その時までちゃんと性能を保ってくれる防水材です。