建物を建てる際、一にも二にもまずはっきりさせないといけないのは敷地境界ですが、
敷地の角に杭や鋲が入っていないこともよくあります。
そんなときは“隣り合う土地の所有者同士が現状の境界線と認識しているライン”をそのまま
申請上も隣地境界線として扱うケースが一般的です。
だいたいはブロック塀や生け垣、フェンスなど何かしらの仕切りがありますからね。
もちろんその位置について疑義がある場合などは官民立会いといって、それぞれの土地の
所有者プラス役所の職員も入って正式な境界を確定させるわけですが、これには
結構な時間とお金がかかります。
官民立会いを行わない場合、目印となっていた工作物も含めて解体撤去したあとに
元の境界がどこだったのか分からなくなってしまうのを防ぐためには前もって記録を
とっておく必要があります。
この敷地は以前に一度測量をしていますが、再来月の解体を控え今日は改めて細かい部分の
高低差や距離などを測ってきました。
このブロック塀も解体対象のため、境界線が分からなくなる危険性があります。
近くの側溝のグレーチング蓋から境界までが1,100ミリで・・・
ブロック塀の端から道路境界までは70ミリ、と。
とりあえずこれで解体したあとアタフタせずにすみそうです。
一日時間を作って、浜松市まで遠征してオープンハウスに行ってきました。
エムエースタイル建築計画さんの設計された住宅です。
ちょうど川本さんが席を外されていたので、残念ながら今回はお会いできなかったのですが
スタッフのお二人にいろいろとお話を伺うことができました。
どうもありがとうございました。
帰り道にあった桜。ほぼ満開です。
しかしオープンハウスに行くとモチベーションが一気に上がりますね~^^
さて、今日も図面描きます。
2,3日前にブログで紹介した、スケッチアップでパースを描いた家。
昨年から続けてきた打合せも順調すぎるほど順調に進み、今日までで一通りの内容が
すべて決まりました。
外装のベースカラーはこの三色。
左にある濃いグレーメタリックの鋼板が今回のファサードを形成する重要な素材です。
内装のベースカラー。
露骨すぎないアジアンテイストや、リゾート感を演出するための素材選択です。
木部はチークの色を基調として赤茶系でまとめていきます。
あとは細かい意図を現場へ正確に伝えるため、また見積もりの精度を上げるため
ひたすら図面の描き込みに励みます!
関連記事:スケッチアップで建築パース作成
「パース(完成予想図)って作れますか?」という質問を受けることがよくあります。
手描きならその場でも描くことができますが、CGパースはまだ導入していなかったので
そろそろ何か考えなくてはと、手始めに Google のスケッチアップ(無料体験版)を
ダウンロードし、設計中の物件で使い勝手を試してみました。
外観パースの一部。この家は夏ごろ着工予定です。
木製ルーバーも頑張って表現しました。が、考えたらルーバーの傾斜が逆だった・・・
中庭部分。奥の方は物干しができるサービスヤードになっています。
これはやりだしたら止まりませんね。とても使いやすいし面白い!
なにより自分自身が建物の素材・色合いやプロポーションを検討するのに適しています。
スケッチアップで建物を描いて、色付けではまた別のソフトを使うと非常にリアルな
パース作成もできるようなのでいずれチャレンジしたいです。
関連記事:色決め終了