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カクス・ウメコム

建築はなるべくシンプルに作りたいと思っています。
それぞれは小さな事ですが、下の写真は『碧南の家』でそれを意識した個所です。

インターホンと床暖コントローラー用のニッチ。もう一回り小さくてもいけそうですね。
インターホン用のニッチの写真
フローリングが一部外れるようになっているこの部分は・・・
フローリング取り外し式のフロアコンセント
開けると中にはコンセントとガスファンヒーター用のガスコックです。
別にフロア用コンセントを普通に付ければ済む話なのですが、蓋を付けて中に隠しました。
フローリング取り外し式のフロアコンセント
壁・床・天井からの出っ張りを消すという事はスッキリ見せるひとつの有効な方法です。
でもこれを見て何となくは分かっていただけると思いますが
単純に “シンプル”=“装飾をしない”=“手間がかからない” とはならないわけです。
逆に、ごく普通に作るよりも思いっきり手間がかかります。

実は僕自身、昔はこういうのを見ても「そこまでする意味ある!?」と思っていたクチなので
皆が皆、賛同してくれるとは思っていませんが今は好みがコッチ寄りの路線です。
方法論は様々でも、細かい部分に意識を向ける事自体が大切だと思います。

関連記事:インターホン用ニッチ


2016.08.30 | Category 碧南の家, 建築