CD-ROM
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建築確認申請を出す際、図書に都市計画基本図(白図)というものの添付が必要です。
縮尺が1/2500と大きくA3の紙に入る範囲は知れているため市全体を網羅するのは大変で、
申請の度に該当する場所の白図を市役所まで買いに行くことになるのです。
・・・今日までは!
今日たまたま行った豊橋市役所の窓口でこれを見つけ、即購入しました。
豊橋市全域の白図が一枚に入ったCD-ROMです。
2008年版なのでOSの対応はVISTAまでとなっていましたが、Windows7でも無事起動。
豊橋市のどんな場所の白図も一発で印刷できる、夢のようなアイテムです(笑)
一般の方には全然ピンと来ない話なのは重々承知しておりますが、
確認申請の業務を行っている人はこの感動を分かってくれるのではないでしょうか。
関連:道路名
落水荘の動画。滝の流れと水音で臨場感アップです。(※再生前に音量調節できます)
巨匠フランク・ロイド・ライト
学生を含め、建築に関わっていてその名を知らない人間は恐らく皆無でしょう。
彼が手がけた数多くの建築の中でも、最も広く知られているであろう
『落水荘』(英語表記:Falling Water)は大好きな建築のひとつ。
施主であるカウフマン氏へのプレゼン前日になってもなぜかライトは図面に取りかからず、
なんと当日の午前中に猛然と机に向かい、平面プランを完成させたという逸話があります。
頭の中でインスピレーションが形になるのを待っていたのか・・・興味深いエピソードですね。
素材使い・スケール感、真似してできるとも思えませんが学ぶべきところは非常に多く、
いつかピッツバーグまで実際に行くことができれば本物に触れてみたいものです。
現在打合せ進行中の物件で、今日は室内の仕様決めでした。
黒に近い茶色の床に白い漆喰の壁。
メインの内装はこの2色をベースとして品のいい和モダンの空間に仕上げていきます。
『友達の家』は、現代ではお目に掛かることの少ない土壁が各所に残されています。
土壁といえば今でこそ手間暇のかかる高級仕様という位置づけですが、
こうした作り方が当たり前だった時代もあるんですよね。
日本の風土に合わせた伝統的な技法を目の当たりにするにつけ、
「家は買うのではなく“つくる”もの」という言葉が意味するところを考えます。
中津川市『友達の家』のために発注していた鉄製の部材がようやく届きました。
表面の黒色は塗装ではなく“黒皮”といって、鉄を熱間加工する段階で生じる酸化被膜です。
鉄でも木でも石でも、できる限り素材本来の質感を大切にしたいと思っているので
今回はこの方法を採用しました。
セルロースファイバーの断熱材が、『大平町の家』の壁内にぎっしりと施工されています。
これは平たく言えば古新聞などを細かく粉砕して難燃処理した自然由来の断熱材で、
非常に優秀な断熱性能、防音性能を持っています。
約10センチの厚さでパンパンに詰まっているので、見るからに頼もしそうですね。
表面のシート、セルロースファイバー、外壁側のボードすべてに通気性があるため
壁の内部で結露を引き起こす危険性も低減することが可能です。
高価な材料ではありますが、室内の温熱環境というのは住み心地に大きく影響する部分なので
検討する価値は十分あると思います。
先日Worksで紹介した『落合の家』の玄関ポーチ。
全体はモルタルの箒引(ほうきびき)仕上げとし、那智黒石を3個ずつ埋め込みました。
見た瞬間、説明されなくても直感的に“和”をイメージする素材って好きです。
いつの時代でも色褪せない、風化しない力強さを感じます。
今日は少し予定に変更があり、午後から時間ができたためお隣り静岡県まで遠出です。
ちょうど友人の設計事務所が完成見学会を行っていたので、この機会にお邪魔して来ました。
いつもながら大変居心地の良い空間を満喫し、
良い刺激を貰ってモチベーションがUPしたところで帰って作図の続きです。
みなさん忙しい中ありがとうございました^^