いまさらそれ買うかと言われそうですが・・・
エクスナレッジ発行 “やさしく学ぶ建築製図”
プレゼンテーションで使う図面というのは、描くのがいちばん楽しい図面かもしれません。
どれだけ相手にイメージを伝えられるか、どれだけワクワクしてもらえるかが
プレゼン用図面に課せられた最重要課題。決められた描き方というのは無いのです。
それだけに図面の表現方法や色彩、レイアウトには非常に気を使います。
この本の表紙のように人の手で描かれた図面は、やはり思いが伝わりやすいですね。
表現の幅を広げるという意味で、こうした本から学ぶのは多分とても大切なことです。
約2年間部屋を照らしてくれた後、役目を終えた白熱電球。
モノとしての機能美があります。
近年のLED技術の進歩には目を見張るものがあり、白熱電球に似せたタイプなどは
ここほんの数年の間に格段にそれらしくなってきたと言えます。
事務所の主照明も最近白熱電球からLED電球に交換しましたが、色・輝度・影の出かたなど
少し硬い感じはあるもののかなり本物に近く、“ほぼ” 白熱電球を再現できています。
話は変わりますが、今年“神戸ルミナリエ”ではすべての作品を白熱電球に戻したそうです。
電力供給の余裕も確認のうえ、1995年 第一回目の光にできるだけ近づけているとのこと。
阪神・淡路大震災を契機に20年続くこの祭典、その意味を考えればこそなのでしょう。
人が白熱電球のやわらかい灯りに癒されることの証明、そしてLEDがまだ完全に
白熱電球にとって代われる存在ではないということの裏返しであるようにも思います。
残念ながら日本国内における生産をすでに終了してしまった白熱電球。
いずれあのやさしい光を完全に再現できる光源が登場するのを期待しています。
現在打合せをしている物件の白模型。
自分でも作りますが、この模型は作っていただいたものです。
“白模型”とは、その名のとおり色を付けていないほぼ真っ白な模型のこと。
着色し、質感までリアルに作り込んだ模型とはそもそもの役割が異なり
空間構成を立体的に確認するというのがこの模型を作る主な目的です。
スチレンペーパーなど模型の材料や道具一式に囲まれて作業をしていると、
期限前日になって友人たちと必死で徹夜していた大学時代の課題を思い出します。
岡崎市から支給される鋲。“後退”と書いてあります。
日本では家を建てる際、敷地が幅4メートル以上の道路に接していなければなりません。
消防車などの緊急車両が進入できるようにとの理由から建築基準法にそう定められています。
では敷地に接している道路の幅が4メートルに満たない場合はどうすれば良いのでしょうか。
結論から言うと家を建てることは可能です。
2項道路と呼ばれる、幅4メートル未満の道路幅員が仮に2メートルだったとします。
道路の中心から両側へ2メートルずつ、つまり合計4メートルの部分を道路とみなし、
事前に市と協議のうえ道路後退すれば問題なく建築をすることができます。
(※事前に協議が必要かどうかは自治体によります。岡崎市は必要。)
ただし当然ながら道路後退した部分は“道路”という扱いになるため
せっかく購入した土地でも上の図の斜線内には建物を建てる事はできません。
新築で土地探しをする方には、少し注意しておいてもらいたいポイントです。
完成したタモ材のダイニングテーブル。
やわらかい陽射しも入り、気分のいい朝食のひとときを楽しめそうです。
前回撮り忘れた『大平町の家』のダイニングテーブルを改めて撮りに行ってきました。
無色の自然塗料(オイル)を塗ることで、木の手ざわりを残しつつ素材感を際立たせています。
製作中の写真と見比べてみてください。
塗装前と比較して、天板の木目がよりくっきりと出ているのが分かると思います。
この塗装は、汚れの付きにくさという点ではウレタン塗装など表面を完全にコーティング
してしまうタイプの塗装にはかないません。
ときどきオイルで拭いてあげるなどのメンテナンスも必要です。
それを面倒と捉えるか、または愛着ある道具を手入れする楽しみと捉えられるかで
選択は変わってくるものだと思います。
もし自分だったらと考えると・・・いや、僕は考えるまでもなく自然塗装一択です(笑)
高さ50メートル近くありそうな大空間。奥に金時計が見えます。
大屋根の向こうは ザ・大都会。
先日大坂へ行った際、せっかく撮ってきたので紹介します。JR大坂駅。
トラスで組まれた大屋根は金属とガラスで交互に葺かれているため、
曇りにもかかわらずその下に広がる大空間は明るく保たれていました。
この巨大な屋根に降った雨は浄水した後、トイレの水として利用しているそうです。
上の写真で金時計が見えるあたりが有名な“時空(とき)の広場”なのかな?
滞在時間わずか5分、というかほとんど駅の中を徒歩で通過しただけのため
もしまた行く機会があれば次はもう少しいろいろ見てみたいです。
使い込んだパレットやハンダゴテなど道具の一部。絵画で使う画材のようにも見えます。
工事中、先に仕上がった部分を傷つけないように養生(表面の保護)は入念に行った上で
当然職人さんたちも細心の注意を払って作業をしてくれています。
それでも完成時にチェックをすると、通常何箇所かは小さな傷などが見つかるものです。
こうした部分を優れた技術できれいに補修してくれる専門職があるんですね。
“タッチアップ”といって、元々の意味は塗装の部分補修を指す言葉のようですが
広い意味では傷の修復なども含めてこう呼ぶことが多いように感じます。
補修後にざっと見てみましたが、もうどこを補修したのかすら分からなくなっていました。
今日は朝から浜松市で打ち合わせでした。
とある部分を四角形にするか多角形にするかで答えが出ず、一部次回に持ち越し。
話していた時の感覚を忘れないうちに帰ってさっそく検討の続きです。
考えながら描いては消してを繰り返していると、どうも現段階では“四角”な気がしています。
全体とのバランスもあるのでまだ考えることはたくさんありますが・・・
今の考えが正解かどうか、次回までもうしばらく検討を続けてみようと思います。