トラックに積まれ、デッキの材料一式が搬入されてきました。
現場で採寸した実際の広さに合わせ、材料をカットしていきます。
デッキ下に雨水がたまらないよう角部分に排水升を設置。
メンテナンス用として、デッキにもこの真上にあたる位置に点検口をつけてあります。
とうとう待っていた部分の工事が昨日から始まりました。
中庭全面にデッキを施工し、気軽に出られる外部空間をつくります。
ここが出来上がると室内と中庭に一体感が生まれ、また印象がガラッと変わります。
仕上げに入った現場は、行くたびに目に見えて変化が分かるので楽しいですね^^
『大平町の家』玄関の上り框(あがりがまち)。ホールの床板と同じアルダー材です。
出隅部分のアップ。
玄関の土間から靴を脱いで床に上がる段差部分。そこにある水平材を上り框といいます。
ここのつくりがどうなっているかによって、玄関の雰囲気を決定づけてしまうような
設計においてはすごく重要なポイントです。
イメージにあわせて厚くしたり薄くしたり、ときには木でなく石でつくる場合もあります。
今回は軽快さを出すため、写真のようにホールの端部分を出隅の形状としました。
框の下側全体に沿って間接照明を仕込むことで、ここから更に浮遊感UPをはかります。
ボードの継目やビスの頭をパテで埋めて、下地を平らにします。
一階は玄関まわりからクロスが貼られはじめました。
『大平町の家』では大工工事が終わり、内装工事に入っています。
今日は内部造作が完成したタイミングで施主のYさんと現場立ち会いがあり、
各部屋への光の入り具合などもついでに確認してきました。
太陽高度が低くなってきた今の季節、玄関の土間まで陽射しが届いています。
このためにリビングのドアをガラスにしたので、閉めても玄関は明るいまま。
狙い通りと内心ニヤニヤしながら帰ってきました。
見た目スッキリのメーターボックス
“あえて”仕上げをしないで荒々しい素材感をそのまま楽しむとか、
“あえて”配管類を隠さないで武骨な雰囲気を演出するといったことは
設計上の手法としてよく用いられるやりかたです。
それを加味したとしても、やはり電気メーターはちょっと“あえない”方がいいと思いますので
特に家の正面に付く場合などはなるべくシンプルなデザインのボックスにしたいところです。
プチプチに包まれて出番を待つキッチン。
対面式の広いキッチンカウンター。自然石を貼って仕上げます。
『大平町の家』はキッチン取付けまで終わっています。
このキッチンを決めるに当たっては少々ドタバタがありまして・・・
今年2月、記録的な大雪の影響でキッチンメーカー各社の工場が軒並み生産不能となり
一時は商品入荷の目処が立たないという事態にまで発展しました。
できる、できない、情報が錯綜するなかであおりを受けたのはこの物件も例外ではなく、
一旦決まっていたキッチンをもう一度別メーカーで選びなおしてもらうという
とんだご迷惑をお施主さまにお掛けすることとなってしまいました。
そんなことを思い出しながら無事取付けが完了したキッチンを見ていると
感慨もまたひとしおです。
今日の『大平町の家』は職人さんが外部の左官工事中でした。
このモルタルミキサーでモルタルを練って・・・
金ゴテで表面を平滑に仕上げていきます。
横でタイミングを見計らい、塗り終わった直後に激写しました。
手際の良さも仕上がりも、やっぱり職人技はすばらしい!
内部の造作が終盤に差しかかった『大平町の家』は、空間がほぼ立ち上がってきました。
リビングはできるだけ自然光を取り込むため、東南の方向は床から天井までの全面開口。
これで全体に白系統のクロスが貼られると、もう一段階室内の明るさが上がります。
足場が取れてスッキリ
相変わらず整頓の行き届いた室内
岡崎市『大平町の家』を囲んでいた外部足場がやっと取れました!
道路からの音や視線に配慮するというテーマがあったため、北側はなるべく閉鎖的な外観に。
内部も壁のプラスターボード貼りが終わり、いよいよ仕上げ工事へと移っていきます。
近付いている台風19号に備え、外に余分な資材など無いようしっかり片付けられていました。
あとは細かなゴミなどを拾い、恒例の日曜ひとり現場見学会終了です。