ボードの継目やビスの頭をパテで埋めて、下地を平らにします。
一階は玄関まわりからクロスが貼られはじめました。
『大平町の家』では大工工事が終わり、内装工事に入っています。
今日は内部造作が完成したタイミングで施主のYさんと現場立ち会いがあり、
各部屋への光の入り具合などもついでに確認してきました。
太陽高度が低くなってきた今の季節、玄関の土間まで陽射しが届いています。
このためにリビングのドアをガラスにしたので、閉めても玄関は明るいまま。
狙い通りと内心ニヤニヤしながら帰ってきました。
落水荘の動画。滝の流れと水音で臨場感アップです。(※再生前に音量調節できます)
巨匠フランク・ロイド・ライト
学生を含め、建築に関わっていてその名を知らない人間は恐らく皆無でしょう。
彼が手がけた数多くの建築の中でも、最も広く知られているであろう
『落水荘』(英語表記:Falling Water)は大好きな建築のひとつ。
施主であるカウフマン氏へのプレゼン前日になってもなぜかライトは図面に取りかからず、
なんと当日の午前中に猛然と机に向かい、平面プランを完成させたという逸話があります。
頭の中でインスピレーションが形になるのを待っていたのか・・・興味深いエピソードですね。
素材使い・スケール感、真似してできるとも思えませんが学ぶべきところは非常に多く、
いつかピッツバーグまで実際に行くことができれば本物に触れてみたいものです。
現在打合せ進行中の物件で、今日は室内の仕様決めでした。
黒に近い茶色の床に白い漆喰の壁。
メインの内装はこの2色をベースとして品のいい和モダンの空間に仕上げていきます。
見た目スッキリのメーターボックス
“あえて”仕上げをしないで荒々しい素材感をそのまま楽しむとか、
“あえて”配管類を隠さないで武骨な雰囲気を演出するといったことは
設計上の手法としてよく用いられるやりかたです。
それを加味したとしても、やはり電気メーターはちょっと“あえない”方がいいと思いますので
特に家の正面に付く場合などはなるべくシンプルなデザインのボックスにしたいところです。
プチプチに包まれて出番を待つキッチン。
対面式の広いキッチンカウンター。自然石を貼って仕上げます。
『大平町の家』はキッチン取付けまで終わっています。
このキッチンを決めるに当たっては少々ドタバタがありまして・・・
今年2月、記録的な大雪の影響でキッチンメーカー各社の工場が軒並み生産不能となり
一時は商品入荷の目処が立たないという事態にまで発展しました。
できる、できない、情報が錯綜するなかであおりを受けたのはこの物件も例外ではなく、
一旦決まっていたキッチンをもう一度別メーカーで選びなおしてもらうという
とんだご迷惑をお施主さまにお掛けすることとなってしまいました。
そんなことを思い出しながら無事取付けが完了したキッチンを見ていると
感慨もまたひとしおです。
before(ハロゲン)
after(LED)
最近は建築の照明に限らず、いろんな分野で急速にLED化が進んでいます。
車の純正フォグランプが30年前の懐中電灯みたいな色で嫌だったので、LEDに交換しました。
写真では少し青っぽく見えますね・・・ちゃんと車検対応の6000ケルビンです。
本気で霧(フォグ)対策を考える人にはもちろん黄色がオススメですが、
僕の場合ここは飾り程度と割り切っているのでこれでOKです^^
関連:点滅が直った
スペイン出身のCGクリエイター、Alex Roman氏による映像作品です。
数年前に発表されたものですが、にわかには信じられないほどのリアリティー。
建物も、植物も、人でさえも、この画面に映し出されるものすべてCGで描かれています。
もうCG技術の進歩はこんなところまで来ているんですね。
(※再生前に音量調節できます)
今日の『大平町の家』は職人さんが外部の左官工事中でした。
このモルタルミキサーでモルタルを練って・・・
金ゴテで表面を平滑に仕上げていきます。
横でタイミングを見計らい、塗り終わった直後に激写しました。
手際の良さも仕上がりも、やっぱり職人技はすばらしい!