3月12日と13日、岡崎製材さんの材木特売市が開催されました。
両方とも行ってきたのですがまずは1日目から。
初日は『碧南の家』のNさんご一家と一緒にダイニングテーブルの天板をさがしました。
相変わらずの材木量。目移りしすぎて困ります。
天板にトチノキを使ったテーブル。
ご主人が最後まで気になっていた栂(ツガ)材のテーブル天板。
あまり見かけない珍しい材料です。栂の木について詳しくはこちら→木の話~栂~
千切り(チギリ)という、カリンなどの堅木を加工した部材で割れを防いでいます。
蝶ネクタイみたいですね。
最終的に決定したのはタモの巾ハギ材で作られた天板。両側耳付きです。
巾ハギ材とは無垢板を並列で並べ、幅の広い一枚板のように一体成型した材料のことです。
俗にいう集成材(積層材)と技術は同じですが、出来栄えは全くの別モノ。
特にタモは繊維方向に沿って木目が整然と並ぶので継ぎ目も目立ちにくく、巾ハギ材に
適した樹種だと思います。
一昨年の『大平町の家』もテーブルはタモの巾ハギ材でした。
→『大平町の家』のダイニングテーブル
床にナラの無垢フローリングを使う『碧南の家』でもうまく溶け込んでくれそうです。
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