天候がイマイチですが『六名の家』では地面の掘削が進んでいます。
建物の形状に合わせて地面を掘り下げ、基礎を打設するための空間づくり。
この掘削工事のことを“根切り”といいます。
言葉の由来は下の写真を見ての通り。掘ると草木の根っこが切れるところから来ています。
今回かなり際どいところを攻めております。
境界のブロックぎりぎり・・・少しだけこの辺の取り合いや基礎の打設方法を
現場で相談してきましたが基礎屋さんも苦笑いでした(苦笑)
すみません、がんばってください!
着工待ちの『六名の家』では、先行造成工事が終わっています。
結構良くやるのですが、現場に着いたらカメラのSDカードが入っていなかったので
今回はケータイのカメラで撮影しました。
隣地境界線に沿って新しく入れられたコンクリートブロック。
母屋の外壁復旧工事も完了しています。
真ん中あたりで仕上げが変わっていますが、これも意味があってのこと。
確認申請の方も既に問題なく終了し、本体工事の着工まではあと2週間です。
解体で使用する重機です。ショベルカー、パワーショベル、ユンボ、いろいろな
呼び名で呼ばれていますが、正式名称は“油圧ショベル”といいます。
カゴ部分が普通と違って網状になっていますね。
スケルトンバケットといって、細かいチリは下に落とす“ふるい”の役割を果たし、
雨のあとで地面から廃材をすくい取っても水まですくってしまうことがありません。
このバケットと、写真では車体側へ180度全開しているフォークとで物をはさんで
掴んだりもできるため、解体業の方はこれを器用に操って廃棄物の分別までこなします。
『六名の家』での一枚ですが、解体中に紹介しそびれてしまったので載せます。
『六名(ムツナ)の家』の工事が始まります。
本日工事請負契約の方も無事終了し、あとは着工に向けて準備を進めていきます。
といっても建物本体の着工は4月上旬なので、それまでしばらくは待ちの状態です。
Hさん、これから9月の完成まで長丁場ですがよろしくお願いします^^
※過去記事では、とある打合せ中の物件として紹介してきたこの家を
『六名の家』として少量ではありますがカテゴリーにまとめました。
→六名の家
解体が終了して何もなくなった敷地です。
地面に張られている白いロープが建物の形状。
岡崎市の現場で、敷地の測量と地縄張り(建物の位置出しの事)をしてきました。
区画整理をされて更地で売りに出されている分譲地などと違い、古くからある土地では
敷地形状がいびつで、しかも土地に関する資料が乏しい事もときどきあります。
そういったケースでは現地で敷地を実測となるのですが、建て替えの場合、既存の建物が
障害となって満足に測量ができないことも珍しくありません。
ここもそんな敷地のひとつでした。
残された古い手描きの図面と、できる範囲での実測でおおよその敷地形状を推測し
それをもとにプランを進めてきた訳ですが、こういうのは正直ドキドキなのです。
正確な測量ができるのはどうしたって既存家屋の解体後。
そして解体ができるのは打合せも図面もほぼ終わって最終金額が出た後。
となると、やはりしっかりした敷地形状が判明するのは着工直前になってしまい、
この段階で“アレ?建物が敷地に収まってないよ?”なんてのはシャレにならない訳です。
無事(5センチずらしますが)、入りました!
今日も解体が続く現場で監督さんと打合せです。明日にはもう存在しないかもしれない、
既に床もはがされた3畳そこそこのこの空間。この空間が意外にも“良かった”のです。
何が良かったのかと言われると、「なんとなく」としか答えられないのですが
しいて言えばスケール感でしょうか。
幅に対する奥行と、突き当りにある腰壁の高さ、囲まれつつ程よく抜けている感じ。
明るさや音など複合的な要素もあるかもしれません。
それらのバランスが、身体感覚とうまく重なったという事だと思います。
上の写真からはその空気感が1ミリも伝わってこないのが歯がゆいところ。
やはりスケール感を養うためには実際に体感しなければ話にならないということです。
理屈抜きに心地よいと思える空間を、逆に理屈で意図的につくり出すことができれば・・・
破壊の現場なのに創造のヒントをもらってしまった気がします。
ついでですが、夕方に短時間だけ空がきれいな瞬間があったので久しぶりに撮りました。
岡崎市内で次の物件が動き始めました。今は既存家屋を解体中です。
現代の建築現場ではあまりお目にかかれない、立派な松丸太の梁があらわれました。
TV番組の影響か、設計士も解体作業に参加するというイメージを持たれている気がしますが
それは通常あり得ません。なんということでしょう。
素人が手を出した所で、危険で足手まといなだけなのでプロの解体屋さんにお任せします。
ここの解体屋さんは
「お施主さまや後に入る各業種のため、工事の先陣として近隣への気配りを絶対怠らない」
そんなプライドを持ってやってみえる方です。カッコイイです。
晴天の中、岡崎市内の建設予定地へ何度目かの現地確認に行ってきました。
今回の主な目的は解体と外構計画の打合せですが、道路から高低差があったり
隣に建っている母屋との絡みがあったりで高さ調整が難航しています。
既存のブロック塀も一部カットしながら使える部分はそのまま使用。
金額調整と図面もこれから大詰めです。