blog|Casa design アーカイブ

建築

一文字の家

Worksに『一文字の家』を追加しました。

Worksへ
一文字葺の外壁と木製ルーバー


2017-01-15 | Category 一文字の家, 建築, お知らせ 

 

碧南の家

2016年最後、『碧南の家』をWorksに追加しました。
Worksへ
ボルダリングができるリビングの写真
みなさま本年も大変お世話になり、誠にありがとうございました。
良い年末年始を過ごされることを願っています。

Casa design 冬季休暇について
2017年1月1日~1月7日までをお休みとさせていただきます。
この間、電話やメールなどの対応が遅れてしまうかも知れませんが
頂いたご連絡には必ず折り返しをいたします。
ご不便をお掛けしますが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。

それでは良いお年を!


2016-12-31 | Category 碧南の家, 建築, お知らせ 

 

『一文字の家』引き渡し

うまい具合にクリスマス当日、岡崎市『一文字の家』の引き渡しが行われました。
Nさん、おめでとうございます!
岡崎市 一文字葺の外壁 外観写真
テーマとして“アジアンリゾートな雰囲気にしたい”という要望が当初からあり、
住宅が密集する市街地でそれをどのように解いていくかが課題でした。
その雰囲気を最大限演出するための入れ物(=家)はこれで完成したので
あとは小物や雑貨、水鉢、植物など一貫したテーマを持って追加して行くことで
どんどん“らしさ”が出てくると思います。

設計開始から完成まで1年ちょっと。
初回プランと実際に完成した家とで、これほど何も変わらなかった事は初めてです。
途中、こんなに順調でいいんだろうかと逆に不安になるぐらいに(笑)
でもそれは提案した内容が1発で期待に応えられている、ということなので
設計者としては目指すべき理想の形であるし、とても嬉しいことなのです。
高額な部類に入る一文字葺きの外壁も含め、こちから提案したほぼすべてのことを

「いいですね、いいですね」

と言って聞き入れて下さった施主のNさん。
これでいいんだという自信にもつながり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
いい家になったと思います!ありがとうございました!

PS.Nさん、昨日外構工事の様子を見に行ったら、ほぼ完了していましたね。
正面の植栽は等間隔ではなく、玄関側と木製ルーバーの前部分に集中させるよう
外構屋さんに直接お願いしておいたので、シダ類がすごいワサワサしてました。
ダイニングからも木製ルーバーの隙間越しにその様子が見えるはずです。
快晴の日を狙って外観写真だけ別で撮りに伺いますので、そのときにまた^^


2016-12-27 | Category 一文字の家, 建築 

 

『一文字の家』おさらい

現場に行って確認して写真を撮ることは、いつも通りやっていました。
11月初旬から予定外の事がいくつも重なりすぎてブログを書いているような場合ではなく、
『一文字の家』の、工事後半の進捗状況がまったく報告できていませんでした。

今更になってしまい、施主のNさんに申し訳ないやら情けないやら・・・
今回は順を追い、撮りためていた現場写真を抜粋で紹介しようと思います。

フローリングが貼られ始めた頃。
“ローマンチーク”という名前で売られている、色合いがチークに良く似た木材です。
ローマンチークのフローリングの写真
コンセントBOXを納めるため、柱と柱を少し離して立てています。
予定通りにピッタリ納まりました。
コンセントを取り付けた写真
洗面室に付けたスチールの物干し竿は加治屋さんに作ってもらいました。
スチールの物干し竿
キッチンのレンジフードを囲う垂れ壁。
キッチンレンジフードの囲い
レンジフードは取り付ける高さの基準が決まっていて、それが結構低いのです。
あれに頭をぶつけるなと言うのは、身長175センチ以上ある人にとっては無理というもの。
最初は気を付けていても、いつか必ずやらかします。
その際被害を最小限にするため、角部分を数センチ面取りしてあります。

ウッドデッキの目隠し用木製ルーバー(の原寸模型)。
現場で大工さんが見え方を確認するために作ってくれていました。
木製ルーバーの写真
キッチンの腰壁は墨モルタルの左官仕上げです。
素材感がそのままあらわれるので、最近とても気に入っている仕上げ方。
ただ、この仕上げ方でもっともっと狙った通りの表情を自在に作り出せるように
左官屋さんは腕を磨いてほしい。難しいのは十分理解しているけれど。
モルタル塗りのキッチン腰壁の写真
スキップしているバルコニー同士を繋ぐスチール階段。かなり重いです。
男3人がかりで運んだのですが、もう2階への階段上がってる途中で死ぬかと思いました。
運搬中のスチール階段の写真
無事、死なずに設置完了です。
バルコニーに設置したスチール階段の写真
いよいよ完成。夜間に照明をチェックしに行って来ました。
ウッドデッキに設置したマリンランプに照らされた、中庭の白い外壁。
ウッドデッキと中庭の照明
中庭のマリンランプと、天井の間接照明だけでも室内は良い感じです。
Nさん、先日言い忘れましたが、この照明チェックのとき気づいた事があります。
今の時期、夜中11時頃に全部照明を消してリビングから東南の空を見てみてください。
ちょうど吹抜のFIX窓からオリオン座が見えますよ^^
マリンランプと間接照明
後半を駆け足で振り返りましたが、実は去る12月25日、ちょうどクリスマスの日に
『一文字の家』の引き渡しをしました。
それはここにまとめず、この次のブログに書こうと思います。


2016-12-26 | Category 一文字の家, 建築 

 

一文字葺きの外壁

『一文字の家』の足場が撤去され、ファサードが見える状態になりました。

道路側に沿った外壁は、全面ガルバリウム鋼板の一文字葺き。
上階のスチール手すりが付いているところは広いバルコニーになっています。
ガルバリウム鋼板一文字葺のファサードとスチール手すり
構想段階で作ったパースと比べてどうでしょうか。→ 完成予想パース
当初思い描いたコンセプトに、かなり近い形のまま進んで来られたと思います。
ガルバリウム鋼板一文字葺のファサード
白の吹付塗装は滑らかに見えるよう、極力表面がザラザラでない種類のものを選びました。
中間で一文字葺きが途切れている部分には、この後木製ルーバーが付いて一体になります。

内部の仕上げ工事の進捗はまだこれからといったところですが、全貌を隠していた
足場が無くなると一気に終盤に入った実感が湧きますね^^


2016-11-12 | Category 一文字の家, 建築 

 

夕景もきれい

『碧南の家』の竣工写真の選別作業が全然進んでいません。
何せ撮ってきた写真が数百枚で、その中からWORKSに載せるのは8枚。
じっくり腰を据えて、それこそ1日仕事でやる覚悟じゃないと片手間ではできません。

撮影の時に、もっと時間をかけて一枚一枚のクオリティを上げた方がとも思いますが
写真の腕も未熟なため、とにかくいろんな構図でたくさん撮っておかないと不安なのです。

このあたりはWORKSに載せる予定は無いですが、日没直前の空の色がきれいです。
夕景
もう少し時間が進んで群青色の空。
群青色の空の写真
この他にも同じ時間帯で撮った写真が何枚かあり、それらは使うかもしれません。
施主のNさんもまだかまだかとHPをのぞいてくれているようなので申し訳ない限り。
ね、年内には・・・


2016-11-10 | Category 碧南の家, 建築 

 

『一文字の家』大工工事完成

『一文字の家』は大工工事が終わり、これから仕上げ工事に入ります。
施主のNさんにも現場でプラスターボードが貼られた室内を見てもらいました。

掃出しサッシを付けた洗面室。物干し用のウッドデッキに直接出ることができます。
今は外壁塗装のため、窓がマスキング用シートで覆われていますが本当は透明ガラス。
物干しデッキは壁で完全に囲まれているので、それでも問題ありません。
洗面台の端を支えているつっかえ棒も、最終的には取り外して片持ち形式になります。
大きな窓のある洗面室
造作のダイニングテーブルなどの色を決めるため、塗装屋さんにも来ていただきました。
これは“オスモカラー”という種類の自然塗料。
オスモカラーの色合わせ
二階から見下ろした階段。手すりはタモ材、ブラケットはスチールを使った造作です。
二階から見た階段の写真
階段下の空間はご主人のためのスペースです。
パソコンが置ける程度のデスクがあり“書斎”と呼ぶにはやや小さい空間。
こういった穴ぐらのような奥まった空間の事を、建築用語では“DEN(デン)”といいます。
階段下書斎の写真
あとはクロスが貼られてくるといよいよ完成形が見えてきますが、その前に
2,3点クリアしなければいけない問題もあるので、まだまだ気は抜けません。


2016-11-09 | Category 一文字の家, 建築 

 

クライミングウォール

先月引き渡しを終えた『碧南の家』です。
ボルダリングをするためのクライミングウォールは建築工事で壁だけをつくり
ホールドは未装着状態での引き渡しでしたが、その後、施主のNさんがネットで購入。
主にお子さんの恰好の遊び場となってくれているようです。

実際に登って見せてくれたNさん。見事二階へ通じる入口へとたどり着きました。
専用のシューズを履かずに登ると足の裏がメチャクチャ痛く、僕はちょっと登って断念。
よく靴下で登れるな・・・
住宅にボルダリング用のクライミングウォールを作った例

作っている最中はこんなふうです。
ホールド受けのネジ穴が付いた専用の合板を使って壁仕上げ。
重量がかかる部分なので、ネジ穴を外した位置には下地がガチガチに入っています。
製作中のクライミングウォールの写真
全景。二階部分の横穴がゴールですね。
住宅のクライミングウォール
クライミングウォールを囲むように付いているスチール部材は、
懸垂バー・物干し・のぼり棒などの用途として。フックで植物を吊るしても似合います。
随分前に書いた記事「木造建築のスチール柱」で、ここの説明が投げっぱなしに
なっていたので補足です。

反対側。クライミングウォールの裏側はウッドデッキです。
中庭に面したクライミングウォールの写真
登り切った二階部分に付ける手すりもスチールの造作。
これを持ち、体を引き寄せるようにしてゴールします。
ボルダリング用の手すり

今回は入居1ケ月目の点検という事で伺い、鍋パーティーをしていただきました。
元々はBBQの予定でしたが、最近の冷え込みで急遽変更。BBQはまた来年の夏ですね^^
滞在時間は点検含め6時間ほど。
ここのところ非常に仕事が忙しく、なかなかゆとりを持てない日々が続いていますが、
そんな中で本当にホッとできる楽しい時間でした。
Nさんありがとうございました!


2016-11-08 | Category 碧南の家, 建築