今を遡ること3ケ月。とうとう買ってしまいました、明るい単焦点レンズ!
「SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary」!
SONYのEマウント ミラーレス一眼用のレンズです。
SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary。そのご尊顔。
「純粋に自分の楽しみのためだけ」に、まとまったお金を使ったのはいつ以来ぶりか・・・
キズなどを付けないよう、レンズフィルターも同時購入しました。
さて、明るい単焦点は一体なにがそんなに良いのか。そもそも“明るい”ってどういう事?
一言で言えば、このタイプのレンズはとにかく背景がボケるのです。
ピントが合う範囲が狭いんですね。(絞れば全体にピントを合わせることもできますが)
そして“明るい”とは、たくさんの光が取り入れられるレンズだという事。
より少ない光で撮れる=シャッタースピードが早くなる=手ブレしにくい。
つまり薄暗い室内での撮影にも強く、例えばろうそくの薄明りで照らされた料理なども
三脚を使わず手持ちできれいに明るく撮れる訳です。
型番にある“F1.4”の部分をF値といい、ここの数値が小さいほど明るいレンズになります。
このあたりの話はいろんなサイトで詳しく解説がなされていますのでこれぐらいにし、
お盆に帰省した際、初めて単焦点レンズで撮った写真を何枚か載せたいと思います。
思い知るがいい、F1.4 その実力・・・!
フキの葉の上に乗った水玉と、それをつつくアリ。(この時まだ8月なので、夏の写真です)
カメラ:SONY NEX-7 レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN
落ちていた若い毬栗。(この時まだ8月なので・・・以下同文)
カメラ:SONY NEX-7 レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN
満開の百日紅。(この時まだ・・・以下同文)
カメラ:SONY NEX-7 レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN
田んぼの畔に生えた、生命感あふれる下草。(こ・・・以下同文)
カメラ:SONY NEX-7 レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN
子ウサギ。動き回るので、さすがに目にピントを合わせるのに苦労しました。
カメラ:SONY NEX-7 レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN
庭にあった何かの鉢植え。
カメラ:SONY NEX-7 レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN
玄関に置いてあるバリニーズカップルの石像。
カメラ:SONY NEX-7 レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN
裏庭から庭園灯越しに家の方を見たところ。
カメラ:SONY NEX-7 レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN
ごまかさないよう、これらは補正をかけていない“JPEG撮って出し”ですが、
レンズを変えただけで心なしか写真が上手くなった気になれます。
これをさらにトリミングやら、明るさ・色調補正やらで上手く整えてやることにより
それらしい写真が出来上がるんですね・・・わかります!!
ならばと、かねてより興味のあったInstagramにも最近はそろそろ挑戦してみたいなと
暇も無いのにそんなことを考えています。
カメラ熱が盛り上がりを見せている今日このごろ(僕の中で)。
本日は七夕→そうだ天の川撮りに行こう!ということで、仕事を早々に切り上げて
初めての星景写真を撮りに行って来ました。
日の入りを待ち、今日得たばかりのにわか星景写真知識を携えて山道を走ること1時間。
ホタルが飛び交う里川のほとりに、ちょうど良い空き地を見つけました。
真っ暗闇の中なんとかセッティングを終えたところで問題が発生。
1. まず、天の川がどっちにあるのか分からない。
2. 暗すぎて何も見えず、ピントを合わせるとかいう次元の問題じゃない。
3. 曇ってる。
何とか雲の切れ間を狙い、1と2は気にしない事にして撮った写真がこちら。
まあ割と、初めてにしては割と、ソレっぽいんじゃないですかねえ・・・?
カメラ:SONY NEX-7 絞り値:F11 露出:30秒 感度:ISO-6400 レンズ:E10-18mm F4 OSS
シャッターを開けている30秒の間に、ちょうど車が1台通過しました。
道路に沿ってテールランプの赤い光が帯状に写りこんでいます。
カメラ:SONY NEX-7 絞り値:F11 露出:30秒 感度:ISO-6400 レンズ:E10-18mm F4 OSS
今回なにより最大の反省点は、上に書いたカメラの設定で赤文字になっている部分。
本来ここはF4(このレンズの絞りを開放にした値)に合わせて撮影する予定でした。
夜空は暗いので、なるべく絞りは開けて薄明りを取り入れなければならないからです。
ところがなぜか絞り値が変えられず、仕方ないのでISO感度を6400まで上げた結果
ノイズが盛大に現れました。(本当はISO3200以下に抑えるのが良いようです)
絞り値を変えられなかった理由は単純で、カメラのモードを“シャッタースピード優先”
に合わせていたのです。
露出時間と絞り値、その両方を自由に操作できるのはマニュアルモードなんですね・・・
何とも初歩的な知識不足が悔やまれますが、おかげで勉強になりました。
ともかくこの写真が、今僕が持っている知識・経験・技術を駆使した結果ということです。
トライ&エラーを重ね、いつか画面いっぱいに広がる天の川をお見せしたいと思います!
「思い出自体は、プライスレスでございます。
つきましてはその思い出を写真として残すために、別途40万円ほど頂きます(ニッコリ)」
フルサイズの一眼レフ、もちろん今すぐに手が届くような代物じゃありません。
ただいつかは必ず手に入れる。
そう公言しておかなければ「欲しい」のままで終わりそうなので、ここで宣言しておきます。
元々は設計した建物の竣工写真を撮るためだけに始めたカメラですが、気づけば周りの
一部の人たちのおかげ(せい)で、写真を撮ることそのものに興味を持っていました。
「いい写真だね」なんて言われると、例えお世辞だろうと嬉しくなってしまう訳です。
現在の愛機、SONYのNEX-7。初めての一眼です。(※一眼“レフ”ではありません)
これだって僕にとっては十分に良いカメラで、普段不満を感じる事など特にありません。
当然、言うまでも無くフルサイズ機の性能面での優位性というのはたくさんあるのですが、
写真を生業とするのでない以上、やはりフルサイズは贅沢品の部類に入るでしょう。
では何故・・・?
性能上の細かい話はさておき、つまるところ“夢”です。
写真の世界に興味を持った人にとって、フルサイズ機というのは一種の到達点なんですね。
そして、その夢のフルサイズで人を惹きつけられるような写真をたくさん撮ってみたい!
建物の竣工写真はこの先も今と変わらず自分で撮っていくつもりです。
そう考えると写真の質が上がることは設計事務所としてもプラスなんじゃないか・・・?
・・・ポジティブすぎるでしょうか(笑)
ここのところ、カメラは一生の趣味として続けられるなという予感があるので
まだまだ先の話ではありますがフルサイズ機への移行は真剣に考えています。
今日はあらためて「明るい単焦点レンズ」が欲しいと思いました。
手持ちの広角レンズでめいっぱい背景をボカしましたが、それでもこの程度が限界。
まずは今使用しているミラーレス機、NEX-7の規格に合う単焦点レンズを考えていて、
我山さんに教えて頂いた SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary が最有力候補です。
ただこれを購入してしまうと “いつかはフルサイズ” の夢がまた少し遠ざかる気がします。
昨年8月頃から、ブログ内で使用する写真のほとんどを正方形にしました。
インスタグラムを意識しているのではなくて、“二眼レフカメラ”というカメラで
撮った写真形状を真似しています。
いつかその事を書こうと思いつつ、二眼レフカメラの本体も画像も持っていなかったので
先延ばしにしていたのですが、やっと現物の写真が撮れました。
先日のカメラ勉強会での一コマ。我山さんの私物を撮らせてもらいました。
上から覗き込んで撮るタイプのカメラで、これで撮った写真が正方形なのです。
僕が使っているミラーレス機のNEX-7で撮る写真は当然長方形なので、
毎回後から正方形にトリミングするという自己満足の手間をかけています(笑)
それを想定して写真をとるため、自ずと構図の決め方も変わってきますが
iPhoneで撮るときは初めから画面を正方形に設定できるので楽ですね。
古い二眼レフカメラで簡単に撮ることができる、レトロな風合いの正方形写真。
現在ある数々のカメラアプリが、最新の技術を使ってそれを再現しようとしている
ところが面白いものだなと感じます。
関連:カメラの勉強会と食事会 、ボケを楽しむ
ちなみに写真のボケの話ですよ。
この度の我山さん邸でのカメラ勉強会にはみなさんそれぞれにカメラを持ち寄り
レンズ規格が合うもの同士、レンズを取り替えて撮影したりもしました。
以下はその際試し撮りした写真です。カメラ本体はどれも SONY NEX-7 です。
使用レンズ(借り物) E PZ 16-50㎜ F3.5-5.6 OSS
“ヒメツルソバ”という植物です。ピンク色がきれいですね。
これはまだ背景の花や葉の形が分かる程度ですが、機材によっては更にボケます。
使用レンズ(借り物) E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS
これを自前の広角レンズ E 10-18mm F4 OSS で同じ場所から撮ると・・・
ほとんどボケません。
広角レンズは建築写真には必須ですが、ボケを生かしたい場合は分が悪くなるため
必然的に目的によってレンズを選択する必要が出てきます。
僕がカメラに興味を持ったきっかけは、まず第一に建築写真を撮りたいということ。
第二は“ボケ”を生かした写真を撮りたいということでした。
手前の人物などにピントを合わせ、背景を思いっきりボカした写真・・・あれは一体
どうやれば撮れるのか、理屈を知らずコンパクトデジカメで四苦八苦していた頃、
一眼レフ(もしくは一眼)カメラであれば可能だと知りました。
自分が撮りたいイメージの写真があって、そのためにはこのレンズが必要、というふうに
レンズを増やしていくのも一眼カメラの楽しみ方のひとつだと思います。
関連:カメラの勉強会と食事会 、二眼レフカメラ
日頃仕事でお世話になっている、一級建築士の我山さん。
ご自宅でホームパーティーを兼ねた写真の画像編集勉強会を企画され、
お声掛けいただいたので喜んで参加してきました。
我山さん邸に伺うのは3回目ですが、いつも本当に気持ちの良い空間です。
Macとテレビを繋ぎ、撮影した写真をその場で確認・編集していきます。
今回撮影から編集までを実演してくださったのはプロフォトグラファーの堂園博之さん。
僕が今使用している Casa design の名刺も堂園さんの手によるものです。
(ロゴに凸版印刷を使った名刺にしていただきました → 名刺のデザイン)
写真に話を戻しますが、圧巻だったのは堂園さんの愛機 ハッセルブラッド H5Dの威力!
“超”高解像度で実現する圧倒的なまでのディテール再現力に一同唖然としていました。
そして今回とても勉強になったのが、照明の大切さです。
大きな置き型のストロボを、被写体との位置関係を考えてセッティングし、
イメージ通りの陰影が出るよう微調整していきます。
カメラのアングルはもちろん、このあたりがセンスを問われる部分なのだと思いました。
一通り撮影が終わった後は我山さんの奥様の手料理を囲んで食事会。
どの料理も手が込んでいて、本当に美味しかったです!もちろん我山さん担当の燻製も!
“『一流の機材で撮った写真』を、僕が自分のカメラ NEX-7 で撮った写真”です。
言われてないのに健気にも長時間の“待て”を自主的に敢行中の我山さんの愛犬、ベニさん。
立派にやり遂げました。
我山さんご夫妻、そして堂園さん、この度は楽しい会をありがとうございました。
随分と遅い時間まで長居をしてしまいまして・・・
初心者の僕ですが、奥深い写真の世界にますます興味が湧いてきました^^
今年も行ってきました、香嵐渓のもみじまつり。現在夜間ライトアップ中です。
まだ少し早かったのか、今年はこんなものなのか、色づきは今一つといったところ。
カメラ:SONY NEX-7 絞り値:F5.6 露出:2秒 感度:ISO-100 レンズ:E10-18mm F4 OSS
今回特に意識をしたのは以下の3点です。
1.ノイズを抑え、また暗闇部分はベタ黒にしたいためISO感度は100に設定。
2.ライトアップ部分が不自然に明るくならないよう露出時間は2秒(勘ですが)。
3.ブレを防ぐため三脚は当然として、重要なのはシャッターをタイマーで切る事。
これが理論的に合ってるのかどうなのかは別として、イメージした写真に近づけるには
どうすればいいかを素人なりに考えるのも練習のひとつです。
去年は無風・三脚使用にもかかわらずブレが出てしまい、それをカバーしようと
手ブレ補正をかけるうちにザラついた印象の写真になってしまいました。
→去年のもみじまつりで撮った写真
今年の写真は割と細部まで描写できていると思います。
使用したカメラ・レンズはまったく同じですが、ちょっとした事で変わるものですね。
関連:岡崎城の夜桜