この樹について書くにはタイミングを逸した感が否めませんが・・・
花粉症の天敵、“スギ”です。
そんなスギも一旦製材されてしまえば、優秀な建築材料。
柱などの構造材・造作材・フローリング・外壁まで、ヒノキとならんで国内の木造住宅で
非常に多く使用されている木材です。
特にフローリング材としては肌触りがやわらかく素足でも冷たくないという特徴があり、
寝転がりたくなるような気持ちよさを持っています。
金額的にもおそらく無垢フローリングの中で一番安価なのではないでしょうか。
ただ、よほど厳選された高級品は別として一般的には節が多く入り、
乾燥収縮が大きい、キズが付きやすいといった側面も同時に持ち合わせています。
「やわらかい・あたたかい=内部の空洞が多い・収縮しやすい」なので
仕方ない部分ではあるのですけどね。
とにかくキズはものすごく付きますので、できることなら使用される際は事前に
現物で確認をし、それに納得しておかれることをおすすめします。
個人的にはメインのLDKというよりは、ひなたぼっこができる和室の縁側などで
使いたい材料です。
恐怖画像。「花粉飛ばすぜー」って顔してます。
関連:木の話~ヒマラヤ杉~
手持ちのコピックでは色の種類が足りなくなり、何色か買い足しました。
僕が建築パースや図面でよく使用するのはブラウン系、グリーン系、グレー系です。
この辺りの色相を中心に、各トーンをそろえておけばひとまず困ることは無さそうです。
コピックは良くも悪くも色ムラがあまり出ないので、色の違いを表現したいときは
薄い色から濃い色へと塗り重ねていきます。(我流なので正しい塗り方ではないかも)
さっそく打合せ中物件の立面図に着色してみました。石貼りのイメージです。
こちらは過去にプレゼンで使用した手描きの内観パース。
本当は着色してありますが、案外モノクロでも味があって良いかもしれませんね。
コピックをまだ数本しか持っていなかったので色鉛筆との合わせ技です。
関連:コピック
設計をするときは現地調査はもちろんのこと、取り掛かる前にまずは敷地について調べます。
建築基準法以外にも都市計画法その他の法令がいろいろと関わってくるため
市役所に行って、どんな規制が関係しているのか調べるのです。
岡崎市役所は道路を挟んで東庁舎と西庁舎に分かれていて、目的の課は駐車場から
反対側の西庁舎にかたまっています。
信号の無い4車線分の横断歩道があるため渡るときはいつもすごく気を使っていたのですが、
はじめて上空の連絡通路を通ってみました。
駐車場から屋外に出ずに目的地まで直通なのでとても快適でした。知らなかった・・・
これからはこちらを使おうと思います。
去年の11月、岡崎製材さんのウルトラ市でお施主さんと一緒に探してきた
玄関の式台が『六名の家』に搬入されていました。
樹種はミズメザクラ。購入時は全体に保護用のコーティングが施されていたこの木も
すでにプレーナーにかけられて素の状態になっています。
この家では全体的に木部はイカスミ色で黒く塗装しますが、この式台は着色せず
縁に付いている耳(樹皮だった部分)も落とさずにこのまま使用します。
内部の天井に見えている梁は全部を隠さず一部あらわしに。その際きれいに見えるよう、
梁せい(梁断面の高さ寸法)をわざと必要寸法より大きくしているものも2本あります。
関連:材木市場
友人に教えてもらい、豊橋市の雑貨&カフェ“コガネムシ”さんに男3人で行ってみました。
・・・が、今はあいにくお休み中の様子。
外から見ると緑に覆われたすごく良い感じのお店でした。
すぐ隣には“peche(ペシュ)”さんというパン屋さんがあったのでそちらへ入ってみることに。
小ぢんまりとしたアンティーク風の店内に、少量ずつきれいに並べられた焼きたてパン。
パン屋さんはこうあって欲しい、と思うような素敵なお店でした。
Pecheさんで購入してきたパン3つ。
まださっきちょこっとかじっただけですが、とても美味しいです!
隣のコガネムシさんが開いていれば買ったパンを持ち込んで食べることもできるようで、
それぞれ別のお店なのにお互い協力しあっている関係性がなんかいいですね^^
また今度コガネムシさんが開いてるときに行ってみたいです。
『六名の家』順調に床が貼られています。
ここはキッチンが設置される部分です。配管を残して周りは養生されました。
今回はナラの無垢フローリング。最後に塗装するので搬入時は無塗装です。
この時点でも材料としては十分きれいですが、仕上げの塗装ではかなり黒く塗られます。
何せ塗装色として選んだ色の名前が“イカスミ”ですからね。
木の表情がどう変わるか楽しみです。
カキ氷ごちそうさまでした!
日に日に気温も上がり、金魚の似合う季節になってきました。
美術作家の深堀隆介氏による、金魚を題材とした作品の製作風景です。
(※再生前に音量調節できます)
桶や枡の中に、透明な樹脂を流し入れては金魚の部分を描いてを繰り返すうち
本物と見紛うばかりの琉金が完成します。
特に1:05頃から、仕上げの樹脂を流し入れた瞬間は金魚に生命が宿るようでハッとします。
岡崎市で新規物件の敷地調査に行ってきました。
道幅も広く敷地も平坦、インフラも整っていて全く問題なしです。
最近2連続で準防火地域に当たっていますが、その点だけ少し注意が必要ですね。
敷地が準防火地域に入っている場合、敷地の境界線から一定の距離内にある窓には
防火サッシという、認定の取れた防火性能の高いサッシを使わなければなりません。
これが結構な曲者で、かなり金額が高いのです。
仮に全ての窓が防火サッシだとすると、簡単に100万円レベルで金額が上がります。
これを正当な方法である程度は回避するテクニックも存在するので
なるべく防火サッシを使わなくて済むよう、しっかりと検討していきたいと思います。
調査中、ヒメジョオンにとまっているベニシジミを見つけました。
隣の駐車場では一匹の老猫が毛づくろい中。ご近所の方の飼い猫でしょうか。
ほのぼのとした雰囲気のなか、のんびりと調査して来ました^^