新築住宅の気密測定見学にお誘いがあり、名古屋まで行ってきました。
今回の家は、いわゆる“高気密仕様”を謳っている家ではありません。
最近では気密性能に関して高い関心を持ってみえるクライアントも多く、
その工務店さんのいつも通りの施工方法で普通に建てた場合、気密測定をしたら
自社の建物はどんな結果になるのか単純に興味があって試しにやってみたとの事です。
機材のセッティング風景。ラッパ型の機械で空気を排気し、家の中を負圧の状態にします。
屋内の空気を外に排出するということは、必ずどこかから排出した量に見合うだけの
空気が入ってくるということ。
これが“すきま風”です。その場所として多いのがこちら。
コンセントです。
手を近づけると空気が吹き出している(流入している)のをはっきりと感じます。
原因となる箇所と理屈が理解できていれば、例えばソファの足元からは少し離して
コンセントを設けるとか、又は気流止め機能付きのコンセントBOXを使うなど
対策も講じやすいですね。
ビニールシートで家全体を包んでしまうような“高気密型住宅”の是非については
諸条件によって一概に論ずることはできないため、ここでは言及しないでおきます。
さて、肝心の測定結果ですが・・・
何も気密対策をしていないとは思えないような好成績をたたき出していました。
工務店側も測定会社側も想定外の結果に、みんな頭の上に「?」が浮かんでいる
おもしろい光景を見ることができました。
・白い花のコブシ
コブシの白い花が咲いていました。
モクレン科の落葉樹です。
春に咲く花のなかでもいち早く咲き始めるコブシ。
だいたい写真の樹ぐらいのサイズを民家の庭先でも見かけますが
本来は高さ20メートル近くに成長する結構な大木です。
特徴的なでこぼことした幹の表情を楽しむため、
建築では樹皮が付いたままの幹が床柱や茶室の柱に利用されることがあります。
・赤い花のモクレン
下は実家の庭にあるモクレンです。
昔、かなり長い間この樹をコブシだと思い込んでいました。
科が同じだけあって樹形や花の形は良く似ていますが色が明らかに違いますね。
白い花を咲かせるのが “コブシ” 、赤い花を咲かせるのが “モクレン” です。
割と近場で住宅のオープンハウスがあり、打合せ前の空き時間を使って見に行ってきました。
設計は谷尻 誠さんの SUPPOSE DESIGN OFFICE 。日本トップクラスの超有名どころです。
それだけに見学者もやはり建築関係者が多かったように思います。
この家もそのうち建築雑誌に登場するのかも知れませんね。
全貌は分からない程度の外観写真を1枚だけ・・・
内部空間もなかなか思い切った感じに仕上がっていて楽しめました。勉強になります!
距離的に行ける範囲でこんな機会はまず無いので、今日は見られて幸運でした。
対応して下さったスタッフの方々、ありがとうございました。
3月初めに受けてきた建築士定期講習の修了証が届きました。
これでまた次回の受講まで3年間猶予ができました。
ところで建築士の免許証は、現在では運転免許証のように顔写真入りになっています。
その顔写真もこの3年度毎の講習に合わせて更新してくれればいいのにと思うのですが、
今のところそういった制度にはなっていません。
ですから僕の免許証に入っている顔写真も20代の頃のままです。
契約時の重要事項説明では免許証を相手方に提示しなければならず、
今のうちはまだ“あぁ、少し若いころの写真ですねー”で済むからいいのですが
もっと将来的な事を考えるとなんか気恥ずかしい思いをしそうで今から心配しています。
夕方どうも寒気がして体調が優れず、すぐ薬を飲んで寝ました。
自営だとそのへん自由にできて助かります^^体調管理も仕事のうちですからね。
・・・まぁ文句なしの平熱なんですが。36.4度でした。
こういうとき思ったほど熱が高くないと妙にガッカリするのは何なんでしょう。
このブログを完全に自分の新作発表の場と勘違いしたウサギ柄のご主人が
意欲的に創作活動に取り組んでいます。
写真提供:ウサギ柄のご主人
【寸評】
達観したのでしょうか、今回の作品には迷いが見られません。
禅の世界において、正確な真円は偏見のない清らかな姿、悟りの境地をあらわし、
それが玉ねぎの鉢植えを中心として波紋のように広がっていく様を見事に表現しています。
もはや凡人には及びもつかない深遠なる意図が秘められているのでしょう。
この波動を日夜浴び続けている奥の家(お隣さん)の心中は如何ばかりか・・・
察するに余りあります。
着工待ちの『六名の家』では、先行造成工事が終わっています。
結構良くやるのですが、現場に着いたらカメラのSDカードが入っていなかったので
今回はケータイのカメラで撮影しました。
隣地境界線に沿って新しく入れられたコンクリートブロック。
母屋の外壁復旧工事も完了しています。
真ん中あたりで仕上げが変わっていますが、これも意味があってのこと。
確認申請の方も既に問題なく終了し、本体工事の着工まではあと2週間です。
Keith Medley 氏による、27弦ギターの演奏です。
(※再生前に音量調節できます)
通常、多くのギターの弦は6本ですが、この映像のギターには27本もの弦が張られています。
この物体を弾きこなせるだけでも驚異的ですが、なんと作曲からギターの作成までをも
自身で行っているようです。それぞれに全然別のスキルが必要なはずなんですが・・・
もっとも、既存の楽曲ではこの楽器にとって役不足、つまり音域やスケールを
フルに活用しきれないという理由もあるのかも知れません。
関連:Canon Rock