解体が終了して何もなくなった敷地です。
地面に張られている白いロープが建物の形状。
岡崎市の現場で、敷地の測量と地縄張り(建物の位置出しの事)をしてきました。
区画整理をされて更地で売りに出されている分譲地などと違い、古くからある土地では
敷地形状がいびつで、しかも土地に関する資料が乏しい事もときどきあります。
そういったケースでは現地で敷地を実測となるのですが、建て替えの場合、既存の建物が
障害となって満足に測量ができないことも珍しくありません。
ここもそんな敷地のひとつでした。
残された古い手描きの図面と、できる範囲での実測でおおよその敷地形状を推測し
それをもとにプランを進めてきた訳ですが、こういうのは正直ドキドキなのです。
正確な測量ができるのはどうしたって既存家屋の解体後。
そして解体ができるのは打合せも図面もほぼ終わって最終金額が出た後。
となると、やはりしっかりした敷地形状が判明するのは着工直前になってしまい、
この段階で“アレ?建物が敷地に収まってないよ?”なんてのはシャレにならない訳です。
無事(5センチずらしますが)、入りました!
エレキギターの弦を購入したついでにピックも何種類か試してみることにしました。
一枚が¥100~¥150ぐらいと安価なため、割と気軽に試せていいですね^^
下段3つは“ティアドロップ型”
おそらくいちばん多く使われている、最もオーソドックスな涙形のタイプです。
厚さの違う3種類を比べてみて、SCHECTERのH(ハード)ぐらいが
ちょうどいい硬さのように思いました。
ピックの先端が尖っているか丸くなっているかによっても音が変わります。
上段の左2つは“ジャズ型”
JAZZはもちろん、HR/HMなどテクニカル系のジャンルに向いています。
以前はティアドロップ型を使っていましたが、もしかしてピックを変えたら上手く
なるんじゃないかという初心者にありがちな思い込みでこちらのタイプに変えました。
左はいつも使っていたSCHECTERのもので、元々は隣にあるHISTORYと同じ大きさのはず。
こんなに擦り減ってたのか・・・
結局、自分にはジャズ型がいちばん使いやすいようです。
上段右端は“オニギリ型”
等辺の三角形なのでどの角でも弾けて、減ってきたら次の角という使い方ができます。
普段小さいのを使っているせいもあって、これはどうにも持て余してしまいました。
※このピックだけ絵柄にボカシが入っているのは「ネズミ的な“あの方”で有名な夢の国」の
著作物だったからです。お察しください(笑)
関連:C1-FR Hellraiser , 鷲のマークのERNIE BALL
ERNIE BALL(アーニーボール)
エレキギターの弦です。もうワンランク太いゲージにしようと思っていたら間違えました。
本格的にやっている人は毎日新品に張り替えるケースもあるぐらい重要なものですが、
うちのギターはけっこう長い間交換していなかったので楽器屋さんで購入してきました。
完全に趣味の次元とはいえ、手入れがなっていなければ上達は見込めないので
近いうちに張り替えたいと思います。
ひとつ気がかりなのはフレットがかなり擦り減ってしまっていること。
フレットの山が低くなっている分、押さえたときに弦が高音側のフレットと干渉するように
なってきています。
前回の張り替えでは弦高を低めにセッティングしてしまったので、次は適正な高さに
してみて、それでも干渉するようならフレットを交換するしかないのかも・・・
音がちゃんと出ない事ほどやる気を削がれるものはないですからね。
ギター自体を買い替えるという選択肢はありません。
ずっと弦を張り替えなかった理由というのも一応ありまして、
僕の使っているギターはフロイドローズ搭載モデルといって、これが弦を張り替える際
とんでもなくチューニング(音程合わせ)に手間がかかるのです。
ただし一回チューニングが合ってしまえばそこで弦を完全にロックできるので、
どれだけ弾いても弦の緩みによる音程のズレはほとんど発生しません。
この2つの相乗効果でズルズルとここまで来てしまったという訳なんですよ。
・・・はい。
・・・正当性が見当たらない。。。
関連:SCHECTER/C1-FR Hellraiser , JAZZと涙とおにぎり
エバーフレッシュの昼と夜。好きな種類の観葉植物です。
事務所に置いてあるエバーフレッシュの、昼と夜の姿です。
見ての通り夜になると葉がすべて閉じる性質があり、植物も生きていることを実感します。
触れると葉がとじる“オジギソウ”と似ていますが、違う種類の植物。
ためしに触れてみても葉がとじることはありません。
このエバーフレッシュは高さ50センチ程ですが、先端を切って止めてやらないと
室内の鉢植えでもあっという間に身長を超えるほどの高さに成長してしまいます。
数年前に5株の苗が一緒に植えられた小さな鉢植えを購入し、それぞれを大きな鉢に
植え替えたところグングン成長して部屋が一時期ジャングルのようになりました。
今は剪定後なので大分こじんまりとしていますが、今年の夏もまた成長しそうです。
確か建築家の堀内雪さんが設計された住宅の中に、リビングの床に穴をあけて直接地面に
エバーフレッシュを地植えした住宅があったと思います。
“室内を森のようにしたい”という野望は昔から持っているので、これを見たときは
おっ!と思いました。
成長すれば5メートルにも達するエバーフレッシュ。
鉢植えでは物足らないという方、室内で地植えしてみませんか?
今日も解体が続く現場で監督さんと打合せです。明日にはもう存在しないかもしれない、
既に床もはがされた3畳そこそこのこの空間。この空間が意外にも“良かった”のです。
何が良かったのかと言われると、「なんとなく」としか答えられないのですが
しいて言えばスケール感でしょうか。
幅に対する奥行と、突き当りにある腰壁の高さ、囲まれつつ程よく抜けている感じ。
明るさや音など複合的な要素もあるかもしれません。
それらのバランスが、身体感覚とうまく重なったという事だと思います。
上の写真からはその空気感が1ミリも伝わってこないのが歯がゆいところ。
やはりスケール感を養うためには実際に体感しなければ話にならないということです。
理屈抜きに心地よいと思える空間を、逆に理屈で意図的につくり出すことができれば・・・
破壊の現場なのに創造のヒントをもらってしまった気がします。
ついでですが、夕方に短時間だけ空がきれいな瞬間があったので久しぶりに撮りました。
倒置法のお手本のような文章。
「中の米袋が破れますから落とさないで!」と比べてみてどうでしょうか。
“絶対に落としてほしくない”という、より切実な気持ちが伝わってきますね。
人がどう思うかキチンと考えられた、うまい注意書きだと思います。
見た瞬間はちょっと笑ってしまいましたが(笑)
岡崎市内で次の物件が動き始めました。今は既存家屋を解体中です。
現代の建築現場ではあまりお目にかかれない、立派な松丸太の梁があらわれました。
TV番組の影響か、設計士も解体作業に参加するというイメージを持たれている気がしますが
それは通常あり得ません。なんということでしょう。
素人が手を出した所で、危険で足手まといなだけなのでプロの解体屋さんにお任せします。
ここの解体屋さんは
「お施主さまや後に入る各業種のため、工事の先陣として近隣への気配りを絶対怠らない」
そんなプライドを持ってやってみえる方です。カッコイイです。
設計:NAP建築設計事務所/中村拓志
(※再生前に音量調節できます)
日本のみならず、世界を相手に活躍中の建築家 中村拓志(ナカムラ ヒロシ)さん。
僕は一番好きな建築家を一人だけ挙げろと言われたらこの方です。
2012年に完成した “Optical Glass House” の映像がありましたので
尊敬をこめて紹介させていただきます。