元々は平らだった敷地の一部を掘削し、通常よりは勾配の急な駐車場としています。
施主のNさんと iPhone でいろいろな坂の勾配を測って検討し、ギリギリを攻めた角度。
万が一近くの河川が氾濫した時に、少しでも車を高い位置に上げたいという理由からです。
Nさん、くどいようですがここでタイヤ交換だけはNGですからねー!
車道から歩道への切り開き・補修は市が担当し、すでに工事は完了しています。
この切り開き幅を巡っては市との交渉が思いの外難航しましたが、お互いちょっとずつ
譲歩してなんとか話がまとまりました。
ここのところぐずついた天気が多いですが、明後日の上棟は晴れてほしいですね。
『碧南の家』の給水管と給湯管です。
水色は給水管。屋外から引込まれた管を、ヘッダーとよばれるこの部分で分岐させます。
それぞれの配管先が書かれて分かり易くなっていますね。
オレンジ色は給湯管です。
屋外の給湯器(エコジョーズなど)から来たお湯も、ヘッダーで分岐して各部屋へ。
これを見ると風呂もキッチンも洗面も、湯は同じ一箇所から来ている事が分かります。
つまり給湯器から離れるほど、水栓を開けてから水がお湯に変わるまでの待ち時間は
長くなるという事です。
キッチンと風呂、どちらにも都合の良い位置に給湯器が付けられるときばかりでは
ありませんので、そんなときは「どちらかと言えば」ですが、風呂優先がオススメです。
寒い季節、シャワーの水がお湯に変わるのを長く待つのは辛いですからね。
給湯器の位置も、目立たなければどこでも良いわけではないのです。
午前中、風雨が一番強かった時間帯にお施主さん・監督と一緒に現場を見てきました。
基礎配筋が組みあがったタイミングでの立会いでも良いのですが、それだと建物内には気軽に
入れないため、中を歩いて見てまわれるこの時期の立会いとなっています。
吹き付ける雨のなか、傘をさして監督の説明を真剣に聞くお施主さんご夫婦。
悪天候なのにありがとうございました。
強風により、僕の傘はかなり斬新なフォルムに。
きれいな基礎です。ブルーシートを被っているのはおそらく搬入済みの土台。
ホールダウン金物を取り付けるためのホールダウンアンカー。
筋交いとの干渉を防ぐため、基礎の内側へ10ミリずらしてあります。
今週末はいよいよ上棟!Nさん楽しみですね^^
『碧南の家』の地盤調査の様子です。これは地盤調査報告書の中からの1コマ。
一般的に住宅規模の建物で地盤調査を行う場合、スウェーデン式サウンディング(SWS)試験
という試験方法が用いられることがほとんどです。
“サウンディング”という名の通り、ロッドを地中に貫入させる際の音を拾って土質を
判別し、同時に地盤の固さもデータとして収集します。
この方法でまずは建物外形の四隅を調査。
続いて建物のおおむね中心となる位置で、スクリュードライバーサウンディング(SDS)試験
という調査を行います。こちらはロッドを回転させて貫入させる際にかかったトルクも
計測することで、より精度の高い調査結果を得ることができます。
建築にあたり、地盤に腐植土層があると非常に良くないのですが、近年はSWS試験に加えて
SDS試験も行うことで高精度にその判別ができるようになりました。
調査結果として地盤改良(柱状改良)が必要とはなってしまいましたが、幸い腐植土と
見られる層はありませんでした。
3月12日と13日、岡崎製材さんの材木特売市が開催されました。
両方とも行ってきたのですがまずは1日目から。
初日は『碧南の家』のNさんご一家と一緒にダイニングテーブルの天板をさがしました。
相変わらずの材木量。目移りしすぎて困ります。
天板にトチノキを使ったテーブル。
ご主人が最後まで気になっていた栂(ツガ)材のテーブル天板。
あまり見かけない珍しい材料です。栂の木について詳しくはこちら→木の話~栂~
千切り(チギリ)という、カリンなどの堅木を加工した部材で割れを防いでいます。
蝶ネクタイみたいですね。
最終的に決定したのはタモの巾ハギ材で作られた天板。両側耳付きです。
巾ハギ材とは無垢板を並列で並べ、幅の広い一枚板のように一体成型した材料のことです。
俗にいう集成材(積層材)と技術は同じですが、出来栄えは全くの別モノ。
特にタモは繊維方向に沿って木目が整然と並ぶので継ぎ目も目立ちにくく、巾ハギ材に
適した樹種だと思います。
一昨年の『大平町の家』もテーブルはタモの巾ハギ材でした。
→『大平町の家』のダイニングテーブル
床にナラの無垢フローリングを使う『碧南の家』でもうまく溶け込んでくれそうです。
関連記事:材木市場
昨日まで約1ケ月、思うことがあってブログの更新をとめていました。
この間の建築がらみの出来事などを、わずかですがアップしようと思います。
時系列でいくとこれが一番最初ですね。
2月2日にあった『碧南の家』の地鎮祭後、場所を変えて行われた工事請負契約の様子です。
Sさん手がキレイ。もうすぐ着工ですね!
こちらは浜松市で先日引き渡しを終えたお宅の手描き外観パース。
気合の下絵無し。ボールペンで一発描きの後、黒鉛筆で濃淡と陰影だけ付けてみました。
普段は仕事の合間にそこまで手が回らないというのが実情ではあるのですが、
当初からご主人が希望されていたのと、去年の打合せ中、佳境に僕の腰痛入院で
ご迷惑をかけてしまった事情もありプレゼントさせていただきました。
なんとわざわざ額をオーダーして飾ってくださっているとのことで嬉しい限りです。
ありがとうございます^^
普段仕事でお世話になっている方の、常滑市にあるご自宅にも行ってきました。
吹抜けに面したカウンターにセンス良く観葉植物が飾られています。これはごく一部。
行くたびにどんどんジャングル化してっているので、今後どうなるか楽しみです(笑)
今月末着工を予定している物件の担当者会議です。
昼から始めてもう外は真っ暗。長時間の会議でみんな疲れ切って、休憩中の様子。
あとは打合せで江南市へ行ったり、プランを3件ほどやったり、構造計算をしたり、
『碧南の家』の確認申請を出したりと結構あれこれ動き回っていました。
もうしばらくそんな状況が続きそうです。
また今日からブログ再開しますのでよろしくお願いします。
このたび新築の工事が始まる『碧南の家』。
本日はその第一歩となる地鎮祭でした。
儀式の間祭壇の一番高いところに掲げられたお札は、上棟時に屋根裏へ納められ
この先末永くご一家を見守り続けることになります。
地鎮祭のあとは、すでに建物形状をかたどって敷地に張られている地縄を前に
「ここが玄関」とか「キッチンはこのへん」とか言いながらの仮想体験です。
この段階ではほとんど100%の方が想像していたより小さいと感じられますが、
上棟して平面だったものが立体になると “あ、大丈夫だ” と安心されます。
まずは先行造成工事から入るので、建物本体の着工は来月からですね。
少し期間が空きますが、その間に図面を仕上げたり申請関係をおこなったり
やることは結構たくさんあります。
Nさん、本日はおめでとうございます!
おととしからずっと家の打合せをしてきて、ようやくここまで来ましたね!
工事が始まってもたびたび現場にお越しいただく機会がありますが
完成までよろしくお願いいたします^^
これまでの分も含めて、カテゴリーに『碧南の家』を追加しました。
→『碧南の家』
打合せ中のNさんより夏野菜をいただきました。
本日は長時間の打合せお疲れ様でした。
全然時間が経っている気がしないのですが、気づくといつも打合せ時間がすごいことに・・・
でもその甲斐あってだんだんと良い形になってきましたね^^
今日は(も)昼食をご馳走になったうえ帰りがけにはこんな嬉しい手土産まで。
ナス・キュウリ・ゴーヤ・ピーマンなど、まだここに納まりきっていません。
Nさん、どうもありがとうございました!